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2006年3月14日 (火)

Electrolux マルチスチーマー Z370A

レンジフードの掃除等に大活躍中。

よくスチームクリーナーで語られるふれこみ通り、洗剤一切なしで本当に汚れが落ちる。
風呂場の石鹸カスであるとかトイレの便器裏であるとかの相当しつこくこびりついた汚れも落ちる。それこそ舐められそうなくらい綺麗になる。これは両手放しに評価していいと思う。ただ、適性としては「広い面積を早く綺麗にする」よりも「ある程度限られた面積を丁寧にピッカピカにする」方が向いてはいるようだ。そして、何よりも窓掃除だ。

素人さん(などと書くと物議を醸しそうだが)がスチームクリーナーで一番感激するのは、窓掃除が驚くほど簡単かつ早く終わる点だと思う。これは嘘じゃないかと思うくらい速く綺麗になる。窓用のクリーナーとかプシュプシュやってる人がとんでもないアホに思えるくらい簡単で速く、綺麗だ。
しかし実は私は元々ドイツ製のプロ用窓拭きグッズを持っていたのでさほど差はなかった。
プロが窓を拭くと綺麗だが、あれは腕もともかく道具がポイントなのである。プロの窓拭きにとっての「腕」とは、専用グッズを使うノウハウだけのものなのだ。窓拭きだけは専用道具のあるとなしとで決定的に違う。これは素人の感想じゃなくて私の友人の元窓拭きプロさえも力説していた事なので間違いないと思う。逆に書くと家庭用の汎用掃除機がそのプロ用窓拭き専用グッズ並の仕事をするのだからこれは高く評価していい。

使ってみて分かった重要な点だが、小さいスチーマーを買おうなどと思っている人は何がなんでも絶対にやめるべき。

何故か?

Z360/370のサイズでさえ、暫く連続して 使うとスチーム切れを起こし余熱ランプが点灯し作業できなくなる。そうすると余熱待ちの時間が発生するのだが、これが意外と長いのでヤル気を削がれる。更にタンク水切れまでいくと5分放置し 冷ましてから水を追加し更に10分再加熱してからでないと作業再開できない。タンクが小さいモデルを買うのは自滅行為なのだ。
掃除が機械のせいで度々中断するなど、掃除好きの人間なら当然イライラするし、掃除が嫌いな人間だと待ち時間の間に折角やる気になったモチベーションが消滅すること請け合いだしでどちらにせよ使わなくなる。 その証拠に、Yahoo!Auctionsの「掃除機」カテゴリでスチーマーを探してみるといい。小型スチーマーが掃いて捨てるほど出品されているのに驚くだろう。容量が小さい小型は結局使わなくなるのだ。

この機種はちょっとした家庭用掃除機ほどもあって決して小型でも軽量でもないが、もっと大きい機種を買っても良かったなと思ったほどだ。この点は実際に掃除で使ってみないと決して分からない要素なので、電気店店員の適当なウソに騙されてはいけない。

あまり知られていない用法だと思うが、メガネとかサングラスの汚れもほんの数秒だけ蒸気噴射し残った水滴をティッシュで拭き取るだけで見事にピカピカになる。実は光 学ガラスの高温水洗浄はレンズメンテナンスのプロではほとんど常識に近く知られた定番の方法で、メーカーによるレンズオーバーホールで今も使われているほど。この方法が妙なクリーナーで拭くより綺麗になることは昔から知られている。窓ガラスだけじゃなくてこちらも お勧め。

ちなみにこのスチーマー、amazonの味方をするわけではないが普通の電気店で買うと平気で2万6000円とかする。amazonは不気味なくらい安くて、一体どうしてこんなに値段が違うのか不思議な商品の一つだ。


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