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2006年3月22日 (水)

Revengeとしてのamadana

atehaca が打ち切られた後、東芝を動かしてatehacaを仕掛けた「タイクーングラフィックス」の人間たちは何処へ行ったのか?
彼らはatehacaが商業的に奮わず打ち切られた時点で終わるをよしとせず、自ら株式会社リアル・フリート(REALFREET)を興し、再びデザイン家電に挑んだのである。

amadana_toaster

amadana (アマダナ)はこうして生まれた。

「美しいカデン」をキーワードに展開されるamadanaの家電品は、こだわった作りと大量生産されない関係でかなり高い。
デザインも、デザイン家電であるが故にむしろ賛否両論あると思う。気に入らない人は気に入らないだろう。
また日本の家電にあるまじき、機能主義を否定した作りのものが結構多い。
具体的に書けば、必要な機能まで省いたりする無茶こそしないものの、劇的に便利な製品はない。
写真のトースターもamadana製品の例に盛れず、なんだか凄い飛び道具が付いていたりするようなことは絶対にない。

そもそもamadanaのコンセプト自体、家電品に凄い飛び道具を付けることに躍起になっているメーカーへのアンチテーゼだ。それはamadanaのカタログに必ず存在するおふざけでも明らかである。

興味があるなら見て欲しい。変わり身にはなりませんとかヘルメットではありませんとか、頭のカタい人が見たらなめとんのかと思うようなおふざけが、amadanaではどの製品のカタログにも絶対描かれている。そこでは、このようなウィットの類を解さない人間は買わなくていいよと暗黙のうちに主張している。

ところで、実のところamadana製品の長所とは結局家電品が自己主張しないことである。置いておくことで視界の中に妙なものが闖入してこない家電品であることがamadana最大の長所だ。ヨドバシカメラの売り場で目立つためにデザインされた商品とは根本が違う。

「何がついとるんだ」とか「いくら引くんだ」しかボキャブラリーがない人間は買わなくていいと斬って捨てるメーカー、それがREALFREETなのだ。

REALFREETを立ち上げた彼らの中ではたぶん、atehacaが失敗した理由は売れなかったからではなく、売ろうとしたからと結論しているに違いない。買って下さいと頭を下げる商法で売れる商品は、頭さえ下げれば売れる商品が限界なのだと。頭を下げるくらいでは売れない物を売るためには、頭を下げる商法では駄目だと。今のところ私はamadana製品をこのトースターしか持っていないが、彼らのリベンジがどうなるのか見ものだと思っている。

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コメント

なんて素晴らしい家電でしょう!
能書きのふざけ方もサイコー。
私も家電はシンプルなものが好きです。
よけいな機能はいいから、美しさ重視のものを手もとに置きたい派です。
一番最後に買った家電は加湿器なんですが、いくらでも安いものが出回っている中、3万なんぼくらいのドイツ製の単純なヤツを買いました。
インテリアとマッチするんです。

投稿: きりこマネージャー | 2006年3月23日 (木) 03:57

のっけから「できません」を列挙、しかも完全にふざけて書くあたり「なにができるか」を列挙するのに必死になっている日本の家電へ真っ正面から挑戦してるのが痛快ですね。

電卓とかマルチリモコン(確かamadana最初の製品)も出してますが、なかなかイケますよ。

投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2006年3月23日 (木) 08:20

>電卓とかマルチリモコン(確かamadana最初の製品)
すっごい気になるんですけど〜!

投稿: きりこマネージャー | 2006年3月24日 (金) 04:29

了解〜

投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2006年3月24日 (金) 07:16

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