Mauviel the Copper.
Mauvielは銅調理器具製作のプロで、同じくフランスの1814年に創業した老舗超有名メーカーであるMATFERや、高級志向の料理好き主婦憧れ的であるアメリカのオサレな高級キッチンブランドWILLIAMS-SONOMAの銅鍋、銅フライパンなどもMauvielが製作している。値段的にも製作の質的にも本業のシェフ向けメーカーだ。
OEM供給を受けているMATFERは自社銘で売っている(ちなみにMATFER銘の方が同じものが高い。Mauvielから買って売っているのだから当然の事ではあるが)が、WILLIAMS-SONOMAなどはもともとセレクトショップから出発したブランドなせいだと思うが隠すことなくMauviel Copper Cookwareと表記して売っている。いや、ある意味Mauvielとはっきり書いた方が売れる側面もあると思う。そのくらい銅鍋や銅フライパンの横綱だからだ。MATFERがOEM元として選ぶあたりにもMauvielがいかに優れた工房であるかが出ていると思う。
銅鍋や銅フライパンの内側にステンレスを貼り付けてステンレスの扱いやすさと銅の均一で速い火の通りを両立させる製品はMauvielが始めた筈だ。
性能とは全然関係ないが見た目も凄く美しい。調理器具ならぬ、銅装飾品っぽい美しさがある。プロのシェフ向けとして、調理している姿を客に見せながら調理するシーンを意識して作っているようなふしがある。顔が写るくらい綺麗だ。
プロ向けグッズなので、ちゃんと使える人間が使えばウソみたいに速くてしかも綺麗に、そして美味しく料理が出来上がるのは当然のことだろう。
ただの半熟スクランブルエッグなのだが、物凄く均一である事に気付く人はお目が確かだ。
空焚きしてしまったものを安く手に入れたのだが、さすがMauvielと感心するほかない。
やっぱり本物はいいね。当たり前だけど。
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