股関節痛とSelle SMP strike evolution

最近、T8のサドルをまたSelle SMP strike proからSelle SMP strike evolutionに“戻し”た。

以前strike evolutionだったものを一度よりコンフォートなstrike proにダウングレードしたところ、おおむね良好な結果が得られていた。

ところが、strike proでもポジションがさほど前傾しないうちは何ともないのだが、深い前傾エアロポジションをとりエアロバーを握った状態で長時間LSDをやると中途半端に幅があるぶん足の動きを邪魔するらしく、股関節に結構な ダメージが来ることが次第に分かったのである。最初はこの股関節痛の理由が分からなかった（乗ってすぐ出るわけではないため）のだが、スポーツジムにあるママチャリサドルのエルゴメーターで長時間運動すると股関節とかがえらいことになるのと同じ症状である事に気付いてサドルを元に交換してみたら呆気なく改善した事で判明した。

ペダルを回している時間よりも惰性で走っている時間の方が長いような人が実際の自転車に付けるにはむしろpro以下のコンフォー トモデルがお勧めであるのは変わらない。strike proよりもstrike evolutionやstrike compositeの方が良いのは、あくまで1時間乗ってもペダルを回していない時間が30秒に満たない人間の話である。実際私はコーナリングの時以外は下りだろうと脚を止めない。

strike evolutionに戻してみると、全然問題ないし例の股関節問題も起きなかった。やはりSelle SMPの中心的モデルはstrike evolutionだと考える私の予想は間違っていなかったのか。

それにしても相変わらずサドルの問題に一朝一夕の解決はあり得ないなあと感慨深い事例であった。