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2006年6月13日 (火)

es

かつてアメリカで実際に行われた実験を元ネタとして、ドイツで作られた映画。

本当の意味でのサイコホラーもの。
何が本当の意味かって、サイコ。
だいたいタイトルのエス自体がフロイト心理学で使われる用語(イドとも呼ぶね)で、タイトルの時点でもう飛ばしてる。

普通の生活をしている人間を新聞広告の高額な報酬約束で集め、ランダムチョイスで看守と囚人に分けて大学内に実験用刑務所を用意しロープレさせてみたらどうなるかの実験が行われる。元記者で今はタクシー運転手やってる主人公は、この実験をネタにすることで起死回生を計ることを考えて応募する。しかし…。なお話。

次第に追いつめられてゆく各登場人物に防衛機制が見事に顕れ、しかも9つに分類される防衛機制の例がきちんと全部出てくる演出とか、そのへんぬかりなく押さえてあって良くできている。

流血ネタも多少あるけど、一番怖いのが流血部分じゃないのがとてもうまい。
「この実験とは何だったのか」の“解答”を何ら提示しないのもよいと思う。
なんかオチがないと納得しないような三文ドラマ見過ぎ人間にはきついかもだ。

あまり関係ないが、ドイツ語の命令口調は他の言語比で響きが既に怖い。ドイツで製作されたのは偶然にしちゃハマりすぎ。

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