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2006年6月26日 (月)

爺さんはそんなに気難しくない

題名がいきなりオヤジギャグで申し訳ない。

前から

G3は振れ取りがしにくい

と何度も聞いていたのだが、
これって本当だろうか?

見て欲しい。

Bora2

1時間も掛からず、こんなもんに収まったんですけど…??

この後もっと詰めた。
縦フレは0.10mmだ。

時間がかかってるのは、しょせん素人だから何をやったって時間はかかる。それに後述するがG3と無関係なところでBORAはフレ取りがしにくい。

その前にG3って何じゃ?の人のためにちょっと書くと、もちろんPowerPC750の事ではない。いや、そんなもん知ってる人間今どきほとんどいないって。スポークをこんな風にギアの付いているフリー側を2本、反対側を1本の3本1組にして寄せて組む方法の事。Campagnoloが始めた(たぶん)やり方で、より過大な力が掛かるフリー側を2倍の本数にすることで、より効果的に力を受け持ち強固なホイールを作ろうとするもの。他にやっているメーカーはない(たぶんカンパの特許)のである意味CampagnoloファクトリーコンプリートホイールのIdentityのようなモノ。視覚的に独特の感じになって面白い。なおカンパの子会社であるFulcrumのホイールが採用している「2:1」(Two to Oneと読む。登録商標だそうだ)と名付けられている組み方がG3をやや普通にしたもので、2対1の3本1セットはそのままに「寄せる」のをやめ等間隔で張ったのが違いだ。見た目の印象は結構違うが根本の思想は同じ。たぶん振れ取りそのものはFulcrumの2:1の方がやりやすいだろう。

ちなみにカンパの一番安価クラスのファクトリーコンプリートホイールVENTOはフロントまでこのG3だが、これは明らかに見た目だけのものでフロントをG3にする事に積極的な意味は何もない。いやむしろマイナスかも知れん。

EURUS以下のアルミリムの場合、アルミの特性としてある程度以上の外力を受けるとリムが永久変形を起こして歪む形で“振れ”てしまうのはある、と思う。これは確かにG3だと振れ取りに限界があるだろう。どうしても3本1組同士の「間」が空いてしまうからだ。

しかしだね、
G3は振れ取り難しいとか、本当にやって喋ってんのか怪しいなあ、と。
ショップが喋ってるなら

  1. 腕がないただのセールスマンなんじゃ許せ
  2. そこまで精度を出せる道具がないんじゃ許せ
  3. 本当は出来るけど、めんどくせーからそんな風に“吹いて”おくと客が寄りつかなくなって便利なんじゃ許せ
  4. そんな風に“吹いて”おくと、よりメンテ料金をボッタくれる構図なんじゃ許せ

あたり??

だいたい俺ぁ産まれて初めてG3スポーキングを採用してるホイールの振れ取りしたわけDeathよ。G3でないホイールなら何度も振れ取りしてるしイチから組んだことも何度もあるけど、組んだなんて20年くらい前を最後にやってない。それで本当に難しいならいきなり縦横0.1mmにできるっておかしくない?それこそなんか余計酷くなって収集付かなくなるとか、そのくらいの事態を想定してかなり気合い入れて臨んだんですけど、拍子抜けしたがな。

入れ込みすぎた?

ちなみに振れ幅をいちいちノギスで計ってみたなど産まれて初めてで、G3でも振れ取り出来るじゃん!と数字で示すためにやってみた。いつも計っているわけではない。むしろ面倒くさがりなので普段は頼まれない限り計らないと思う。

Bora1

手前のボックスドライバーはHYPERONを手に入れた時から使ってるもので、一応専用工具があるけどあんまり使いやすいと思わなかったのでずっとコレ。HYPERONもそうだけど、現行カンパのカーボンホールはいちいちタイヤ面からボックスドライバー突っ込んでニップル回さないといけないのはけっこう面倒臭い。BORAの場合はリムハイトがあるぶんだけズボッと突っ込んで回してヨッコラセと引き抜く必要があるので余計に面倒臭い。ボックスで回すので「ニップルをナメてしまった」事態がまず起きないのは利点だとは思うしもしかするとそのあたりにカンパ流のこだわりでも…?と思うのだが、出来ればシマノのようなハブニップルにして欲しい。外周が軽くなるしメンテまでしやすい一挙両得で、必要な作業時間が全然違う。

振れ取り台は前に書いた神器TS-3こいつは使えば使うほど凄いと思う。感動的なくらいいい仕事をするので、振れ取りするのが楽しい。オプションのダイヤルゲージ付けたら紙も挟めないくらいまで行けるかも。

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コメント

この場合、測定方法としてノギスを使用するのは正しくない。
シックネスゲージを使用すべきと思う。
ノギスを使用する場合は接触子間を測定し、リム巾を引いた数値を振れ幅と見るべき。

投稿: 通りすがり | 2006年6月28日 (水) 18:58

全く以てなるほどと思いました。
ご指摘の通りですね。

実はこのあと「確か1万円札が100枚できっちり1cmになるように作ってあった筈だ」と1万円札を取り出してきてホイールと両端とゲージの間に通るかどうかやったりしてました。かなりアホなので書かなかったのですが。
しかし、厚さの確定しているモノを挟むことを思いつき、シネックスゲージの存在も知っているのに、何故使おうと思わなかったのか自分でも不思議で、なんでそこで諭吉登場やねんと自分でツッコミです。なまじっか計測器があると使い方を誤る反面教師な例になってしまいました。

次はもうちょっとよく考えます。

ありがとうございました。

投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2006年6月28日 (水) 22:40

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