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2006年7月10日 (月)

アイデア倒れの王様

TOPEAKのユニークなエアゲージ、SHUTTLE GAUGEを使ってみた。

Topeak0

このエアゲージ、TOPEAKらしいアイデアに溢れている。
普通に使う分にはこんな風に使う

Topeak1

のだが、不思議なことに“お尻”の部分にシュレーダーバルブ(一般に米式バルブとか呼ばれるアレ)が付いている。何に使うのか?

Topeak2

こんな風に使えるのである。
つまり、エアゲージをバルブに付けたまま空気を充填し、そのまんま空気圧の微調整まで可能な理屈だ。物凄くアイデアだ。しかも各部自由回転するようになっているのでメーターを見やすい角度に設定するのも自由自在に近い。これもアイデアだ。

だが、TOPEAKの製品に詳しい人なら知っていると思う。

TOPEAK「アイデア倒れ」が物凄く多いメーカーなのだ。アイデアの時点で満足してしまうのか、肝心の作り込みがずば抜けてヌケ作なのである。アイデアの王様ならぬアイデア倒れの王様。ちゃんと機能しないとかすぐ壊れるとかは、TOPEAKに関しては異常ではなくてそれで普通。それはもう、口うるさい人ならTOPEAK製造の時点で何だろうと絶対買わないくらいなのである。TOPEAKは空気入れなんかもいろいろとアイデアに溢れた製品を出しているが、これもよく故障する。ちなみに昔デジタルエアゲージなんぞも出していた(まだ現役商品?)が、こいつは何処へ出しても恥ずかしい超弩級ゴミ商品としてユーザーの間で有名だ。私も恥ずかしながら一度買ってみた事があるのだが、1回使ったら超級のゴミだと分かって随分後悔した。

結論。

このエアゲージもやっぱりTOPEAK流アイデア倒れ満載。

まず、エア調整バルブ。
これね。

Topeak3

このバルブがちゃんと機能しない。普通に押したらエアが抜けないのだ。TOPEAKはこんなもんであることを知らない人なら最初から故障していると思うか、このボタンの意味が分からないと思う。押しても何も起きないから。
このエアリリースバルブには絶妙の押し具合が必要で、押し切っても押し足りなくても機能しない。非常に狭いピンポイントな領域に絶妙に押し込んでいる時だけエアが抜ける。0.2mmの誤差も許されない。エア抜きのボタンごときに習熟が必要なエアゲージなど初めて見たし、聞いたこともない。

ヤバい。ヤバいぜTOPEAK!!!

嫌な予感がする。
そしてそれは的中する。

このエアゲージはバルブ自体にねじ込む方式だ。
それはいい。
だが、ネジの精度とかエアパッキンの作りとかバルブの押し込み具合の精度とかがどうにもまずい。

ねじ込む最中にエアが「ブシュー!!!」と抜けまくる事がよくある。
無事空気を入れたり計ったりした後も、同じ理屈でネジを弛めている最中、エアが抜けるのだ。

つまり、

計ってからネジを弛めてエアゲージを外すまでの間に結構エアが抜けてしまうので、実際に幾ら入っているのか、もう一度計ってみないと分からない。

そこでもう一度計ってからネジを弛めてエアゲージを外すまでの間に…(以下略)

アホか!!!!

これは何の「賽の河原」芸ですか?

TOPEAKに告ぐ。
お前ら絶対テストしてないだろ。

メーターにカーボンのシート貼って喜んでる場合じゃねんだよ!!!

プレスタバルブ(一般にフレンチバルブと呼ばれているアレ)の場合はアダプタを介して使用するが、このアダプタが何故かアルミ製なのもまずい。柔らかすぎてすぐ傷だらけになり、空気漏れであるとかねじ込み不良の原因となる。パナレーサーも同じようなアダプタを出しているが、ちゃんと真鍮製だ。

あのなあ…。

このエアゲージはサスのエアゲージも兼ねている(←アイデア)せいだと思うが自転車用として大変数少ない「20barまで計れるエアゲージ」である。TUFOのように超高圧タイヤの場合、せいぜい11barまでの普通に売っているエアゲージだと計りきれないのだ。そこで20barまでのものを作った「アイデア」は素晴らしい。だから買った。

しかしやはりTOPEAKだったのだ。

このSHUTTLEは地獄直行便だ。
TOPEAKに期待した私が間違っていた事を認めます。ごめんなさい。

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