« 山田浅右衛門なら一刀両断? | トップページ | New comer in TDF »

2006年7月14日 (金)

CATEYE SL-LD-200R 身近なCapacitor

ここ暫くで新たに使ってみて「これは良かった」と思ったのがコレだ。

まあ、ようは「太陽電池充電式の自動点灯テールライト」である。
これがけっこう出来がいい。

自動点灯式テールライト

は前から幾つかある。更に「太陽電池による自動充電で、かつ自動点灯のもの」も種類こそ限られるが幾つかはあった。違いは

  1. 小型軽量
  2. 内蔵の充電池がキャパシタである

になると思う。小型軽量はともかく、内蔵電池がキャパシタなのが面白い。これは次世代の充電池としてかなり期待されている製品の一つなのだが、ニッケル水素電池であるとかリチウムイオン電池であるとかの二次電池の仲間ではなく、成り立ちとしてはコンデンサーを改良したモノらしい。私はおよそ専門家ではないのでその程度のざっくりとした知識だが、数分で容量の90%くらいまで充電してしまうような物凄い超高速充電が可能(LD200Rではそれを活かす場面は望めないが)なこと、いわゆるメモリ効果がないこと、充放電の可能回数が物凄く多いことが特徴だそうだ。飛び抜けた超高速充電が可能な点に関しては特に期待されており、キャパシタの軽量化と容量アップが叶えば「充電ステーション」を使用した電動自動車は夢物語ではなくなると息巻いている人までいるくらいだ。キャパシタと軽量であることは余り関係がない気がするが(軽いだけならリチウムイオン電池の方が軽そうだ)、自動充電・自動点灯にして40gちょいの重さは凄く頑張っていると思う。CATEYEの製品は客のニーズを捉えているようで微妙にハズした製品(例えばCATEYEの自転車用ライトは何故か「軽くて暗いもの」か「明るいがウソみたいに重いバッテリー付きのもの」かの両極端だ)が多いのが玉に瑕のメーカーなのだが、これは久々に“文句なし”に近いと思った。

細かいリクツはともかく、自動点灯が「暗いときに、振動が与えられた時だけ点滅を開始する」仕組みになっていて点け忘れ消し忘れがないし、停止しても数十秒点滅を続けるため信号停止した途端に消えてしまうような事はないなど必要なポイントは全部押さえてある。

ちなみに前方用に白LEDを使用したポジションランプ(前照灯ではない)もある。
明るさだけで見たら前方用の方が少し明るく、そのせいか少しだけ高い。

これが前方用


取りあえずV2 BOOMERANGにF/Rと取り付け中。
基本的に夜や夕方は走らないのだが、トンネルの中に入ったとき等は安全性が全然違うからね。

|

« 山田浅右衛門なら一刀両断? | トップページ | New comer in TDF »

コメント

ようやく、キャパシタ(正式には電気二重層キャパシタ、Electric Double Layer Capacitor、以下EDLC)を電源に使用した日常品が出てきましたね。こいつは、二次電池と違い、基本的には充放電の際に化学反応を伴わないので、厳密には電池ではありません。
今までは、電気自動車やハイブリッド自動車のスタート時の電源として使用されてきました。これは、キャパシタ得意の大電流充放電が可能であるという利点を生かしたもので、キャパシタがないと、電気自動車は発進がものすごくスローになります。電気自動車の加速がすばらしいのも、このキャパシタの活躍が一枚噛んでいます。
キャパシタは、セパレータと電解液を介して、向かい合わせの2枚の電極間に電荷を引き寄せるだけですので、理論上は充電は一瞬で終わるはずなのですが、実際には内部抵抗などの影響でもう少しかかりますが、二次電池と比較すると、比べ物にならないくらい早く充電できます。構造上は電気回路に使われる電解コンデンサ(←この言葉で通ってしまっていますが、英語ではcapacitor。)と全く同じです。違いは、電極材料と電解液の種類です。通常電解コンデンサーは、電極板に、金属板などの表面フラットなものが使われますが、EDLCでは、表面積が桁外れに大きい活性炭が使われます。EDLCの静電容量は電極表面積に比例して大きくなりますので、表面積が大きい活性炭は圧倒的に有利というわけです。ちなみに、キムコなどの活性炭系消臭剤が超強力なのは、この表面積の大きさの恩恵です。炭自体にも吸着性はありますが、高価な備長炭よりも、安価な活性炭の方がよっぽど強力です。
基本的に、充放電時に化学反応を伴わないので、壊れない限り、半永久的に使用できるというのも大きな利点です(実際には経年劣化がありますが・・・)。太陽電池付きのこのテールライトだと、太陽電池の方が先に壊れそうですね。

投稿: Carbon_Cloth | 2006年7月14日 (金) 09:58

僕も昨日、このライトを買ってきました。
まだ取り付けてはいないのですが、お店では
「電池交換不要なら安上がりだな」
程度の気持ちで買ったのですが、この説明を見ると素晴らしい商品ですね。
通勤用のクロスに取り付けるつもりですが、今から楽しみです。

投稿: 鹿之助 | 2006年7月14日 (金) 10:54

Carbon_Clothさんはじめまして。
これからもよろしくお願いします。

作動原理に至るまで大変詳しく解説して頂いてありがとうございます。お陰様で素人のワタクシが色々調べる手間が一発でぶっ飛んでしまいました。「見事に説明して頂けた」の一言で、読みながらなるほどなるほどと頷いた次第です。
おっしゃるとおり太陽電池の方が先にイカれそうですね。けっこう多くの人が太陽電池を無邪気に無限の寿命を持つ夢の発電装置みたいに思ってますけど、あれそんなに長生きするもんじゃありませんからね。

鹿之助さん、このライト意外なほどいいですよ。
さりげなく最新技術を有効活用した商品だと思います。私の聞いた話でもキャパシタは軽く1000回以上充放電できるそうなので、ニッケル水素とかリチウムイオンとはちょっと次元が違う存在だと思います。

投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2006年7月14日 (金) 18:25

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/170044/10845548

この記事へのトラックバック一覧です: CATEYE SL-LD-200R 身近なCapacitor:

« 山田浅右衛門なら一刀両断? | トップページ | New comer in TDF »