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2006年8月21日 (月)

OMEGA 909

Omega909

ようは機械組み付け油

以前MOTULのエンジンオイルを買った時、ついでに買った。

  1. ほぼ無色透明
  2. 粘度が高く、べっとりしていてグリス一歩手前な感触
  3. 当然油膜はかなり強く、水でなかなか流れない

Omegaはあんまり聞かない名前だが、GT選手権とかのファンなら少し知っているかも知れない。ワークスのNSXを勝たせるためOmegaに開発させたスペシャルグリスがOmega 85TFで、それで実際に優勝した。その存在が口コミで拡がって「売ってくれ」の声が多くなり商品化されたのがOmega 85TFである。そんなわけでGT選手権とか詳しい人にはOmegaはわりと知られている。

Omegaは製油設備から持っていて製品を完全自社生産している会社なのだそうだ。OEM供給して貰った油にシール貼って売っている会社ではない。そのせいかOmegaのグリスとかオイルは添加物もともかくベースに高品質な油を使っているのが最大の売り。世のグリスの90%以上は、廃油一歩手前のようなベースオイルに添加剤を一杯ぶち込んで作られている。大抵のグリスがベースオイルについて銘記せず「何を足したか」しかコマーシャルしないのはそれが原因だそうだ。つまり書けたもんじゃない。もちろん添加剤が色々仕事をするのだが、ダメなベースに添加剤ぶち込んで何とかしようとするのは砂の上に家を建てておいて建て方の工夫で頑張るような本末転倒な技術の使い方だそうで、きっちりした地盤の上でスタートした方が同じ技術力なら圧勝なのはグリスでも変わらない。本当かどうかは、知らん。潤滑油は宗教だからね。その辺はもう信じるか信じないかだ。特に自転車の場合など「ウソこけ」と思っても何ら問題ないと思う。何故なら自転車で極限の使用を行っても普通乗用車の40km/h通常走行の負荷にすら遠く及ばない。こんな使用方法で何を使っても問題など起きようがないからだ。5%にも満たないロスの大小が問題になる人は日本じゃ競輪選手くらいだ。

オメガはカストロールであるとかのような知名度にはおよそ及ばないので販売店もやや少なめだと感じる。

一応用途としてはチェーンも書いてあるがこれはOmegaにとって自転車のチェーンのようなヒョロいものなどではなくフォークリフト駆動用のような「チェーン」の事で、909を自転車のチェーンに吹くのはあまり向いていない気がする。粘度が高すぎるが故に浸透性が良くないからだ。チェーンへの塗布は2度試したが、最初かなり入念にオイルを吹いてチェーンを装着していざクランクを回してみるといきなりチェーンから例の油ぎれ音がキリキリと派手に出た時はびっくりした。なおチェーンの場合、気合い入れてちゃんと塗布すると何ヶ月も平気で、かなり長期間潤滑が保てるし粘度が高いせいでチェーンが明らかに静かになるが、この静けさはパワーロスしているような気がしなくもないし、ベトッとしたオイルなのでそれはもう見事にチェーンが真っ黒になり、この真っ黒の汚れは手に付いたら簡単には取れずまさに処置に困る。オフロードレースであるとか、非常にハードな環境に走りに行く自転車のチェーンになら向く感じだ。舗装路を走る自転車のチェーンに塗布するメリットは少ないと感じだ。普通に使うオイルなら636の方が余程良いようだ。

ぎりぎりの精度で作ってある部品の場合、硬めのグリスを塗ったりすると逆に仇になって嵌合が渋くなる場合があるが、そのような場所にもこれなら使える。そのような時は「やはりこれは機械組み付け油だな」と思うし、やたらベトベトしたオイルではあるがそれでもグリスに比べたらずっと簡単に使えるので重宝している。

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