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2006年9月26日 (火)

851

ASSOSから今年待望の完全新作冬用グローブが発売される。

Glovesearlywinteryellow

使ったことがある人の間ではそんなに議論の必要がないと思うが、ASSOSの現行冬用グローブ、実は出来がそんなに良くない。
正直なところ

「普通の冬用グローブ」

なのである。他社の冬用に比べて特にアドバンテージらしいアドバンテージがないどころか、他社製のモノを捜した方が余程よい製品に当たるくらい「ASSOS製品の中でもハズレ製品」だった。他に防寒シューズカバー類もこの数少ないハズレ製品に分類される。ASSOSを熱狂的に盲信していて現実が見えなくなっているような人でない限り、現行のThermaxやその前のIsotex、両方ともあんまり大したことなかったのを知っている筈だ。私もASSOS防寒グローブのユーザーであり零下で使ったこともあるので分かるが、入神の域にある防寒服の完成度に比べると明らかに温度差(出来の)があると評せざるを得ない性能だった。ASSOS自身やっぱりそれを感じていたのか、若しくはユーザーサイドからの評価を真摯に聞いていたのだと思う。そもIsotexからThermaxへのモデルチェンジ自体がそんなに前の話ではないのに、更に一気にラインナップを変えてきた。このへんはASSOSらしいなと思う。これほどしょっちゅう「機能」を改良してくるアパレルメーカーも珍しい。デザインの変更ではない機能改良である。例えばUNIジャージ。見た目ごく普通の半袖ジャージである。ここ数年デザインが変わっていないように見える。しかし、実は最近のモデルと以前のモデルで脇に使われている素材が変更されている。現行はメッシュ素材で、以前はもう少し“目”が詰まった素材が使われていた。より通気性を良くするために変更が加えられているのだ。夏用の指切りグローブも、今年のモデルから手掌部がメッシュ素材に変更され通気性が向上した。これなど装着してしまえば傍目には一切分からない変更である。ASSOSらしい“モデルチェンジ”だ。

さて、グローブから話が逸れてしまったが、待望の「ASSOSらしい」グローブが登場してくれるのだと願いたい。

ASSOS製品に詳しい人なら見た目で気が付くだろうが、この新作グローブearlyWinterは手背部がAirblock 851素材で作られている。またレイヤリングが初めからシステム化されており、寒ければ新作のinnerGloveを下に装着。更に寒ければ3本指タイプのこれまたAirblock 851で作られた新作オーバーグローブであるlobsterShellを上から重ねるようになっている。

Lobsterblack

さすがにlobsterShellは大層かも知れん。

earlyWinterでは、今まで黒ばっかりで全然色気がなかった冬用グローブで一気に色を揃えてきたあたりも入れ込み度合いが分かる。Airblock 851素材の凄さは前から実感しているので、earlyWinter(とinnerGlove)は期待大だ。

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