空でも飛びそうな売り文句
この手の製品は、シマノがエアロやって壮絶にコケた頃はかなり流行っており、色んなメーカーが色々と出していた。かのCampagnoloもエアロボトルを売っていた。
ただ、通常のボトルと違って規格ができなかった(もっとも一般に普及している自転車用ボトルも他では見られない謎の直径を採用しているなど相当にヘンなものだが)ためボトルケージとボトルが不可分になってしまい色々と不都合が多く(容量を選べなくなる、等)、エアロブームが去ったら見事に売れなくなり、多くが「ブームと共に去りぬ」で終わった。
そんな風に世間的には終わったことになっていたエアロなボトル、今も細々と売っていて「定番商品」たるArundel Chronoまであったりする
のだが、いかんせんドマイナーな商品でしかなかった。また、見れば分かるが「たぶんエアロ」程度のエアロ形状で、ノーマルなボトルとほとんど変わらない飲み口回りの作りとか、エアロと称する割に徹底度が足りない。そりゃーマイナー商品から抜けられんわ。
そこにBontragerが唐突に「風洞実験の結果世界最速のボトルであると証明されました」とコーヒー噴き出してしまいそうな売り文句で出してきた新製品が上記のコレ。確かに昔の自称エアロボトルと違って相当徹底して翼断面形状をしているなどかなりエアロな気がする。また曲がりなりにもBontragerブランドなのでTREK取扱店で買えるのもいいだろう。この手のマイナー商品は買うのに不必要な苦労を強いられることが多いからだ。
ボトルごときで…。と思う人も多いだろうけど、少なくともTT用フレームとか使う人なら丸いボトルはマズいんじゃないかな。Bontragerがコレを出してきたのは、TTXの大々的な市販化と無縁ではなかろう。
もっとも、モノがボトルなのに売り文句がアメリカンすぎて笑ってしまうのだが。
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