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2006年12月 7日 (木)

CycleMode 2:けっこう欲しい

Aero6

今年、BMCのTTマシン「timemachine TT01」に使われていたエアロクランク。

けっこう欲しい。

が、もちろんプロトタイプであり市販モノではない。
なんせチェーンリングまで一体成形な関係で取り替えが効かない(つまり歯が摩耗したりしても歯だけを交換できない!)など、仮にニーズがあったとしてもこのまま市販するにはあまりにアレなブツだ。市販化があり得るとして(UCIの規定上、市販化が前提でなくてはならないし)も、チェーンリングの歯そのものを交換可能な機構を付ける必要があるだろう。なおこれでもちゃんとインナーが付いている。

装着されていたBMCのtimemachine TT01は現在最も気合いの入ったTT用自転車だと思われる。その製作・設計にはF1で有名なザウバーが協力しているのだそうだが、同時期に発表されたTIMEの旗艦RXRと比べてもTT01の方がTT用としての「徹底度」が高く、BMCがこの決して売れない自転車にかけた気合いの入りっぷりと熱さが見える。

4サイズで発売されるRXRに比べ、TT01はフルサイズオーダー販売のみ。形こそ工夫しているものの結局コンベンショナルなヘッド回りを採用したRXRに比べ、TT01はLOOKのKG496などと同種のエアロヒンジ構造を採用しての扁平化と、フロントフォークとステムの完全一体化まで行って無駄なドラッグを徹底排除している。ステムまで一体化するなど、TT01がサイズオーダー販売に限っているからこそ可能な芸当だ。同じくエアロヒンジを採用するLOOK KG496はサイズオーダーではないためLOOK十八番のERGOSTEMが装着されている。

エアロヒンジのフォークが普及しないのは色々欠点もあるからだろうが、それにしてもヘッド回りの前方投影面積で見て一目瞭然の「ペッタンコ」化が可能であり、通常のロードバイクならともかくTT用マシンなれば採用することに疑念の余地はないように思われる(特許がらみの問題はありそうだが)。UCIの規定上の下限ギリギリである幅25mmきっかりまで絞り込まれたTT01のメインチューブは、これまたUCI規定「太さの比が1:3を超えてはならない」の上限である前後75mmに造作されている。できることは全てやり尽くした全てに妥協のない機械だけが放つオーラがtimemachine TT01にはある。このオーラ、TREK TTXにはあまりないように思う。LOOK KG496にはある。TIME RXRだとKG496やTT01に比べ色んな意味で肩の力が抜けているのを感じる。頑張っているのだけども、どこかで「必要以上にマジになんなよ。な?」を感じる。金を掛けたようでいて、やる気を出せばもっとできるけどもほどほどで止めたところがあちこちあるからだ。TTXも、一見すごく気合い入ってそうでよく見ると抜けるところは抜いてある。

Tt01

Cycle Mode Internationalで展示されていたTT01。
ランディスの名前が入っていたのがちょっと哀愁であった。

もちろんだが試乗車はない(笑)

BMCを駆ってLe Tour de Franceを制したフォナックはランディスのドーピング渦でスポンサーが撤退し解散してしまったが、ヴィノクロフを擁してVuelta a Espanaを制したアスタナ・ウルトが来シーズンからBMCを採用する。アスタナはDiscoveryChannelから05年Giro d'Italiaの勝者パオロ・サヴォルデッリも獲得するなど明らかに「本気」で、2007年はイヴァン・バッソを獲得したDiscoveryChannelとの激闘が期待できる。

来シーズンも激走するTT01が見られそうだ。

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