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2007年1月10日 (水)

TOPEAKの奇跡

携帯用でなくても自転車用のポンプは高圧に弱い。
せいぜい11barまでのポンプばかりが市場で売られるようになって久しい。
これはクリンチャータイヤの隆盛と期を一にしているように思われる。
クリンチャータイヤは限界圧でも8.5bar程度だからだ。

だが、15barや16bar入れても何ともないどころか常用圧が12barを超える超高圧チューブラーが現存するのも確かなのである。

フロアポンプが使えるときはいい。
限られた機種ではあるが、幾つかのフロアポンプはそれらの高圧に耐える。

出先ではどうやって?
自転車向け携帯用ポンプで11bar以上に対応する製品は「ゼロ」である。ただの1つも市販されていない。

その手の超高圧に耐えるような細身チューブラーでツーリングする漢は少なかろうが、不測の事態はあり得るのに対応できる製品は存在しないのだ。

そこで考えた。
考えているうちに、ふと気が付いたのである。

あるじゃないか。
携帯できる、20bar充填可能な超高圧ポンプが。

サスポンプである。

しかもサスポンプの場合、微妙に空気圧を調整する必要があるため、口金を工夫することによってポンプメーターまでの内圧を充填圧と同一にするような仕組みが備わっているものが多い。

これ、かなりいけるんじゃないか!?

そこで試してみた。

Pocket1

ここまでまた懲りずにTOPEAKを買ってしまうあたりが、アイデア商品に目がない人間の哀しい性である。
しかしメーターを見て欲しい!!

Pocket2

見よ!11barを超えるメーター指針を!
11.5barでやめたのは単にContinentalCompetitionの推奨圧が12barまでだったからに過ぎず、入れようと思えばもっと入れられた。

結論としては「できる」のだ。元から20barのような超高圧まで入るように作ってあるため、10barを超えても普通にシュコンシュコンとポンピング出来るのは感動的だ。決して1回1回憤怒の形相で押し込む必要はない。
圧もきちんと測定出来る。いや、それどころかポンプではなく単体の空気圧計として使える。もともとエアサスの圧を計るための機器でもあるのだから当然だ。

欠点。
誰もが容易に想像の付くところだが、呆れるくらいポンピングする必要がある。エアボリュームのあるタイヤにこれで入れるのは、かなりのんびりした性格の人間でないと途中でブチ切れる可能性もある。でも出先で空気を入れなければいけない事態とは既に非常事態なのであり、非常用としてはこれで十分だと思う。空気圧計も要らなくなるし、短いがホース付きなのでホース無しの携帯ポンプよりはずっと扱いやすいのも良い。

感覚としては「空気入れ」と考えるより「圧が足らなかったらそのまま入れてしまう事が出来る空気圧計」と見た方がいいだろう。たぶん、本来の作りとしてもそのようなものなのだと思う。エアサスのエアボリュームなどたかが知れており、主眼は圧が適正かどうかなのだろうし。

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コメント

> クリンチャータイヤの隆盛と期を一にしているように思われる

素朴な疑問ですが、チューブラー全盛期にも11bar以上入れられるフレームポンプがあったんですか?シリカとか定番でしたけど、あれで何気圧ぐらい入ったんでしょう?ちなみに私のチューブラーに現在使っているのはSKSのRennstarというモデルです。それまで使っていたシリカが折れて買いに行ったら、シリカより良いと言われて買いました。確かに長持ちはしてますが、仕様はやはり不明です。

投稿: ランス | 2007年1月10日 (水) 13:13

はじめまして。ちょっと気になるエントリだったので、ためししてみましたが
確かにバッチリですね。携帯ポンプ(高圧可)のものでも、7barあたりから
かなりポンピングに力が必要なものが多いのですが、コレなら力もいらずに
空気はいりました。ちょっと感動。

投稿: topeak好き | 2007年1月10日 (水) 14:55

写真で見づらいのですが、仏式バルブに対応する口金はどのようなものを付けていつのでしょうか。

投稿: せいじ | 2007年1月11日 (木) 21:00

 空気入れな皆さん、今晩は。
 正確に計測した訳ではありませんが、ゼファールのhpタイプのフレームポンプなら、11barも可能だったと記憶してます。
 10bar以上になってくると、さすがにポンピングに力は必要だわ、バルブ周辺は加熱して握りにくくなりましたが、体重があるため、しっかり空気を入れる必要がある私にとっては、10年近くゼファールhpオンリーでした。

投稿: コロッケうどん | 2007年1月11日 (木) 21:18

ランスさんまいどです。
まだ単体の空気圧計など持っていなかった頃の話なので詳細不明ですが、2〜3の携帯ポンプは高圧に対応していたような覚えがあります。

topeak好きさんはじめまして
これからもよろしくお願いします。
アイデアそのものは何ら新規性がないと思うのですが、試した話を聞いたことがないので自分で試してみました。

せいじさんはじめまして
これからもよろしくお願いします。
ここに出てくるTOPEAK純正?のアダプタです。なおその後ヤスリで削って面出ししてます。

コロッケうどんさんまいどです。
ゼファールって今でもそこそこ高圧に対応した携帯ポンプ出してますよね確か。

投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2007年1月12日 (金) 22:57

 前回の私の書き込みについて。
 ゼファールからhpxという名称で、私が使っていたフレームポンプはまだ販売されている模様です。個人的にはもっと入っていた記憶があるのですが、メーカー発表のデータによると9気圧まで可能となっていますので、つつしんで訂正しますm(_ _)m。

>LIVESTRONG 9//26さん
 ゼファールの小型のものでも8気圧まで可能とありますが、hpxほどは入ったためしがなかったと記憶してます。あくまで記憶ですが。。。メーカーとしてはがんばっている事は確かです、ハイ。

投稿: コロッケうどん | 2007年1月13日 (土) 00:42

ゼファールのHPXは135psiと仕様に書いてあるので、単位換算すると9barですね。Blackburnのカーボンが160psiで11bar相当となります。現行品ではこれが最大みたいです。

投稿: ランス | 2007年1月13日 (土) 02:42

 現在、私が使っているQUIKER PROも11bar可能となってます。9barまでは体験済みで、さらに+2barも無理ではないと思いました。が、かなり疲れました(-_-;)。

投稿: コロッケうどん | 2007年1月14日 (日) 18:04

コロッケうどんさんまいどです。
QUIKER PROは「強烈に自画自賛しているほど凄いわけではない」が実ユーザーのおおかたの感想のようですね。

小型で高圧まで入る点では、バルビエリのカーブワンもかなりいけてると思います。私はユーザーなのですが、驚くほど軽いわりに10barまで入りました。

投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2007年1月16日 (火) 10:55

ってことはTOPEAKのエアゲージを購入して、そのバルブ口をサスポンプ用として使うわけですね。

投稿: せいじ | 2007年1月25日 (木) 21:53

せいじさん、私はたまたま両方持っていただけです。
最初から買うなら、パナレーサーの真鍮で出来たアダプタを削って使った方がずっと具合いいですよ。私も現在はそのようにして使っております。

投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2007年3月13日 (火) 20:59

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