110mm

一見すると、例のSTRONGLIGHT謹製TT用チェーンリング「CT2 CLM」だが…。

これはPCD110mmである。
遂に「PCD110mmのTT用チェーンリング」が出る時代になった。
54Tまでラインナップされており、決して見た目だけのシャレではない。

コンパクトがいるとかいらないとか、その手の議論はただの暇つぶしだ。
問題は「幾つのギア比（ギア、ではない。ギア“比”だ）をどれだけ回し何Wの出力を出して何km/hで走るか」であって、方法論にこだわるなど「小忍ばざれば大望成り難し」の典型例であろう。

ただ勝つだけではなく魅せて勝たなければならない宿命の下に戦っているプロでさえコンパクトを使う時代に、お目出度いコンパクト不要論など大真面目に唱えられるのはアマチュアの特権以外の何物でもないのだろうけど。

PCD130mmが非主流になるのはそんなに遠い先の話ではないような気がする。