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2007年2月27日 (火)

ヤン・ウルリッヒ 引退を表明

Jan Ulrichがどうやら引退を決めたらしい。

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Operacion Puertoの影響で2006年のLe Tour de France出場機会を奪われ、チームからも解雇。DiscoveryChannelのエースとして迎えられたBassoとは対照的に2007年になってもチームが決まらないままだったが、彼の決断は最悪の形で決着した。

1997年に若干23歳でLe Tour de Franceを制したときは、その若さも相俟ってインドゥラインの記録を超える潜在能力の選手が現れたと大いに期待された彼だが、このまま引退することで結局Le Tour de France総合優勝は1997年の初優勝1回のみとなる。

誰もが認める才能の持ち主ながら「Armstrongがいなければ」で語られる選手であり続け、“アームストロング王朝”終了後は、2006年Le Tour de Franceの調整として出場したGiro d'Italiaの個人TTを制して「今年は遂にやるか?」と思わせたものの、結局スタート前日に出走を拒否され、その後一度もその真価を見せる機会がないまま引退。あまりに惜しく寂しい最後であった。

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コメント

う~ん、残念ですねぇ。
どこからも声が掛からなかったということでしょうか・・・・
バッソの独壇場にならなければ良いのですが。

投稿: やまさ | 2007年3月 1日 (木) 15:33

毎度です。

ウルリッヒ引退は実に惜しいですね。
もう一度ツールのITTで、全計測ポイントでトップタイムを出す姿を見たかったのに・・・
それと、ウルリッヒに関する機材ネタもお終いです。後継者はそう現れるものではないと思いますので・・・

投稿: Carbon_Cloth | 2007年3月 1日 (木) 17:11

やまささん、まいどです。
本人談では、数チームから声は掛かったそうです。
でもUCIは現在オペラシオン・プエルトの嫌疑が掛かった選手と契約するなとプロツアーチームに通達を出しています。DSCのプロツアー除外騒ぎもそれが原因です。そのような横やりや、マスコミからの袋だたきにすっかり嫌気がさしたらしいです。過去にも薬物嫌疑で「選手でいるのが心底いやになった」と発言して引退した選手がいますし、マスコミからの集中砲火で精神的に参ってしまったのだと思います。惜しい才能が潰されてしまいましたね。

Carbon_Clothさん、まいどです。
ホント、惜しい才能を無くしましたね。残念でなりません。

投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2007年3月13日 (火) 21:36

この数日、風邪ひいてトレーナーで自転車漕ぎながら97年のツールの録画を見ていました。この年はリースの2連覇が予想された大会でしたが、最初からまったく奮わず、ウルリッヒがエースにのし上がってツール初優勝をすることになります。山岳でも個人TTでもウルリッヒはランスさながらに他を寄せ付けない走りをしていました。パンターニも健在でしたしビランクも優勝候補のライバルとして頑張っていましたが、ウルリッヒは頭一つ超えた走りをしていました。でも当時のウルリッヒはランスと同じぐらいの体型で、どうしてもその後の、万年2位の彼とは別人に見えてしまいます。マイヨージョーヌを着る息子にほお擦りする、丸っこい母親の顔を見て、後のウルリッヒの姿とだぶってしまいました。

投稿: ランス | 2007年3月14日 (水) 23:08

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