ある風洞実験風景
これはBassoの風洞実験風景だが、乗っている自転車に注目。昨年まで乗車していたcerveloだ。こちらはごく一般的なポジションである。
ライダーにもこんな風にデータが見えるようになっているんだそうだ。凄い設備である。
「HED.」の刻印入り、特製スケール。
以前も書いた「ランディス・ポジション」を試すBasso。上体が極めてコンパクトにまとまっている。少なくともこれほど腕と上半身との隙間が少ないDHポジションは今までなかった。DSCは勝利のために全てを徹底するチームなので、ひょっとすると2007年のLe Tour de France時にはチームほぼ全員がこのポジションでTTを走る可能性すらある。(追記:その後バッソが自らチームを離れオOperacion Puertoへの関与を自白したので「DiscoveryChannelのエースBasso」は大変短い間に終わった)
何とBruyneel自身も試乗。
こうして見て貰うと腕の凄い折り畳みっぷりが分かると思う。
見るからに窮屈そうだがやってみると見た目通り本当に窮屈で、ハンドル操作はかなり慣れを要する。
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コメント
ノーマルのロードレーサーで下りの練習をしてたどり着いたのが、まさにランディスポジション?でした。もちろんドロップのステム付近を握るため腰を引くので、横から見れば「全然違う」のですが、前後から見ると同じです。試行錯誤した経験から、もう少し手が口のあたりに近づくと空力的に良い思います。90km/h前後のスピード域で実験すると、すーっと3kmほど伸びるからです。ペダリングに影響がなければ~の話ですが。空力についての話題はおもしろいですね。
投稿: masa Itoh | 2007年4月 4日 (水) 20:04
ネットでは初めまして。
いつも参考になるお話を聞かせていただいてありがとうございます。
ふと思ったのですが、今年流行りそうなランディスポジションは
空力的にも体の使い方(スタンディングに近い?)にしても、
オブリーポジションの再考をしているようにも見えませんか?
全然素人なので勘違いならすみません。
投稿: OG-K | 2007年4月 4日 (水) 23:25
写真左はHED.のスティーブ・ヘッド社長。右はDSC監督のヨハン・ブリュネイル という記述が違うような???
ヨハンはもっと若いのではないでしょうか?
私の勘違いでありましたらすみません
投稿: マサキ | 2007年4月 9日 (月) 18:07
masa Itoh さんはじめまして。
これからもよろしくお願いします。
ドロップハンドルの根本を両手で握って顔を伏せると空力が良くなるのは経験的によく知られた(?)エアロポジションですね。グランツールでも下りのシーンでちょくちょく見かけます。これも結局オリジナルのオブリーポジションに近い。結局DHポジションはスーパーマンポジションに近づけるかオブリーポジションに近づけるかのどちらかになりそうですね。
OG-K さんまいどです。
勘違いではないと思いますし、私もその通りこれはオブリーポジションの再考察ではないかと思ってます。
マサキさんまいどです。
指摘されてみると間違っているような気もします…。どうなのかな??
投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2007年4月10日 (火) 22:09
正解は「右」がSteve社長だと思います。
会った事はありませんが、先日アメリカの自転車雑誌に写真が載っていました。
投稿: Sprockets | 2007年4月10日 (火) 23:08
http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=3100
にヨハンの写真が…
オブリーポジションの再考、面白いです。
僕もブログのネタにとりあげようかな???
僕のブログもよろしくお願いします。
投稿: マサキ | 2007年4月11日 (水) 01:12
はじめまして。 いつも楽しく読ませてもらっています。
一番上の写真でエアロバーを試しているのは、トレックのダウバート(Daubert)。確かヘッド氏と彼は共にランスのツール連勝をサポートするために作られた「プロジェクトF1」のメンバーだったと思います。他にはボントラガー社のキース・ボントラガーやジロヘルメットの技術者などもチームに加わっていたと覚えています。また、下から二番目の写真の人は元ディスカバリーの選手で現監督のエキモフですね。
投稿: てぃま | 2007年4月13日 (金) 00:54
みなさん人物訂正ありがとうございました。
投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2007年4月26日 (木) 23:04