オリジナルDHポジション
カメラ位置同じ。
惜しいことにローラーは動いてしまっている。
ランディス・ポジションだと胸や腹が見えない事に気付くと思う。
実際、これでローラーをやっていると扇風機で前からブンブン風を送ってもほとんど前腕にしか風が当たらず、全然涼しくない。普通のDHポジションだとそれなりに顔なり胸なり上腕なりに風が当たって涼しい。見たまんまだ。
どうやらランディス・ポジションを採ると、胸や肩や上腕に当たっていた風の多くが前腕に当たって脚の方へ流されるような風の流れへと変化するように思われる。
アームレストの高さと幅が全く変わっていなくても、ランディス・ポジションだと「より背中が丸まって頭が下がる」傾向となるのも、散々ポジションを弄って みたが間違いない。首の前傾角の問題じゃなくて、背中が丸まった結果として頭の位置が下がる。普通のDHポジションで頭をこの高さにしようと思ったら、 もっとアームレスト位置を下げないとダメだ。
そしてもう一つ。
奇しくもランディス・ポジションは“オリジナルDHポジション”つまりアルペンスキーのダウンヒル競技で選手達が行っているポジションそっくりだ。確かにスキーのDHでは腕を畳み込んで目線の前くらいに手背部を持ってくる。
これは、偶然の産物にしてはできすぎた符合だ。
研究すればするほど面白い。
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コメント
恥ずかしい写真に非ず。素晴らしい写真です。1000の言葉より分り易い。
投稿: bigdog | 2007年4月26日 (木) 15:48
参考になります。
ところで、素朴な疑問として、上の2枚の写真のDHバーは同じ物なのですか?
投稿: もけけ | 2007年4月26日 (木) 21:38
bigdogさんありがとうございます。
もけけさん、完全に同じモノの前傾角度を変えただけです。
投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2007年4月26日 (木) 22:45
はじめまして。
ちょっと感動したので書き込みます。
いつも参考にさせて頂いていますが、
これほどまでに研究熱心で、しかも惜しげもなく
公開されるとは。
陰ながら応援していますので、これからもチャレンジを続けてください。
投稿: 秋風 | 2007年4月26日 (木) 23:32
本当に感動しました。
これまで研究熱心で、読みやすい文章を書く
LIVESTRONG 9//26 さんを尊敬していましたが、
この写真には、文章を頭の中で積み上げて理解したつもりでいたことが、
スーッと腹の奥深くに入って行ったような、
ある種の快感があり、少し目頭が熱くなりました。
これまでの「ランディスポジションの研究」と
「撮影」への情熱が結実した、すばらしい写真です。
このブログを読み始めて、一層深いところで自転車が楽しくなりました。
ありがとうございます。
投稿: 試作品625号 | 2007年4月27日 (金) 13:20
秋風さんはじめまして
これからもよろしくお願いします。
当分息切れはないと思いますので、これからも突っ走ります。
試作品625号さんはじめまして
これからもよろしくお願いします。
こちらこそありがとうございました。
投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2007年5月 4日 (金) 23:52
手背部じゃなく手の甲だと思うんですが?
投稿: | 2008年2月24日 (日) 13:09
一度医学用語辞典でもご覧下さい。
投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2008年2月24日 (日) 13:33