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2007年7月13日 (金)

787

Boeing社の新型「787」の完成機正式お披露目があったそうだ。
ボーイング社にとって13年ぶりの完全新型機である。

この一見自転車とは何の関係もなさそうなネタが自転車とメチャクチャ関係ある。

知っている人なら「何を今更」だが、日本に1号機が納入されることも決まっている新型機ボーイング787こそ、現在世界中で起きているカーボン素材高騰の主犯格である。

ボーイング787の売りの大きな柱の一つが、東レが開発した最新のカーボンファイバー素材を使用して軽量化し、燃費効率を2割も向上させた事だ。モノがでかいだけに当然物凄い量のカーボンが使用されており、この787に世界中から注文が殺到している(燃費が2割も上がるなど尋常ではない高性能化だから当然だが)事が世界的なカーボン素材の供給不足と高騰を招いている。

カーボンホイールが高くなったりカーボン素材を使用した製品の生産が滞って手に入らずお怒りの皆さんは、ボーイング社に礫でも投げなされ。

己は取りあえず3個ほどボーイング社の方向に向かって投げておいた。

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コメント

東レは787向けの独占供給契約以降、それに合わせた増産体制を取っているのでB787のみが原因とは限らないような。
http://www.toray.co.jp/news/carbon/nr040426.html
http://www.toray.co.jp/news/carbon/nr070209.html
ただし、東レが契約締結時に予想したよりも炭素繊維の需要が拡大していることは事実です。
つまり、B787以外の需要が大きく伸びたということではないでしょうか?(B787が予想外に売れたせいもありますが、年産ベースではあまり変化がなかったはず)
B787と関係ないはずの東レ以外のメジャー二社も大増産体制に入っています。

B787-8(標準型)に使われる炭素繊維は30t強(ネット値です)
年産60機を計画してたと思うので60x30=1800t
B787のみの需要は切り落とす部分を多めに2割と見積もって2250t位だと思います。

原材料の石油が値上がりしていることと、航空業界以外でもカーボン需要が拡大したことが自転車業界に素材が回らない理由ではないかと考えます。

投稿: 大豆 | 2007年7月13日 (金) 12:06

以前、東レの炭素繊維開発のお方とお話をしたんですが、ボーイング787より前、ロッキードマーチンのラプターと日本のF-2の量産あたりから供給が航空産業最優先になって民生は後回しってなってた(米政府とロッキードからえらいプレッシャーかかったそうな)けど、現在はそんなに逼迫してないようです。
民生のスポーツ用のカーボンは巷で噂されるほど不足はしてないようで、航空・軍需向けハイエンドの需要にあわせてアメリカ系の炭素繊維メーカーが値を吊り上げようとしてる&中国や台湾への輸出量が意図的に絞られてるからのようです。
外国へ生産委託せず、米本国で生産を行っているメーカーの中には「カーボン素材不足?うちはあんま関係ないですよ。」というとこもあるのですから。

投稿: のぐち | 2007年7月13日 (金) 14:09

自分は787のニュースを見て、飛行機も自転車と同じように
アルミからカーボン化の流れになっているのだなぁ
と思いました。
まぁ、効率化を考えれば、当然の成り行きではありますね。
自転車もカーボン化で燃費が2割改善できるといいんですが…

投稿: CR1 | 2007年7月14日 (土) 04:31

皆さんお詳しいですなあ。まあ日本ではそうでもないが風力発電もたくさん出そうですね。
アメリカ系の炭素繊維メーカーってTrekに入れてるところ?値を吊り上げてる?道理で高かったわけだ。
最近はカーボン不足もちょっと緩んだんですかね。

投稿: TTC | 2007年7月15日 (日) 23:12

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