禿頭3兄弟
「変速性能を向上させ、耐摩耗性に優れたセラミックテフロンコーティング」とかなり大層なお題目を掲げるSTRONGLIGHT社の「CT2」コーティング。
だが、実際に一定期間使ったことがある人ならみんな知っている。
このコーティングは500kmさえもたずにハゲる。
旧 大日本帝国大本営発表でさえ「その能書きはやめとけ」と忠告しそうなレベル。500kmもたない「耐摩耗性に優れた」って何のジョークだよ。
覚悟して使うことだ。
もしくはコーティングなど気にせず使う。
私がCT2製品を初めて使ったのは38Tのインナーだった。
正直、私は圧倒的にインナーよりアウターで走っている時間の方が長い。「アウターで回せる」事を基準にギア比を設定しているからだが、それでもすぐコーティングが剥げたのにはびっくりした。変速時の負担が大きいアウターが剥げるのならまだ分かるが、変速負荷がほとんど掛からないインナーチェーンリングにして数百kmでハゲる。
500kmを長いと見るか短いと見るかは個人差もあるだろうが、私の場合でも半月もすれば間違いなく走ってしまう。一週間で500km以上走ることだってある。私にとって寿命500kmは「一瞬でパーになる」部類だ。
STRONGLIGHTは2007年からオールアルミ+CT2コーティングの軽量スプロケット「K07」を発売したが、材質がアルミである事も含め耐久性は「そんなもん期待する方が間違いですがな」に違いない。
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コメント
マイクロロンなど自動車エンジン用の添加剤を、メーカーが採用しないのは、やはりコーティングが長持ちしないからだと聞いたことがあります。さらに悪いのは、一度に全部剥がれればいいのですが、部分的に剥がれてくることだそうです。つまりコーティングの残っている個所が(硬い)、剥がれた個所(柔らかい)を削るということです。
投稿: ランス | 2007年8月27日 (月) 00:16
ランスさんまいどです。
そのような話は私もむかーし何かの雑誌で読んだことがあります。
一度コーティングしてしまうと、コーティングを維持し続けないと偏摩耗するようですね。
投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2007年9月 1日 (土) 01:41