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2007年9月 8日 (土)

理想のクランクへの第一歩

Dscf8125

かつてULTIMで皆の目を点にさせたSTRONGLIGHTがまた面白いクランクを発表

表から見ているだけだと「単にボルトが内>外止めになっただけだろ?」と思えるのだが、違う。

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「インナーとアウターでPCDが違うダブル」だ。

STRONGLIGHTは従前からPCD110用のインナーを34Tから40Tまで用意しており、130mmと全く同じにも出来るよう39Tまで用意する念の入れようだ。アウターもPCD110用に53Tまで用意している。が、ロードアウター用にPCD110は無意味に小さいのも事実。女性でも46Tがあれば余程のことがない限り大丈夫なのだから、アウター用として考えればPCDは130mmどころか144mmでも問題ないわけだ。逆にインナー用は130mmである理由があまりない。PCD130用インナーとして圧倒的に多く使われている39Tは「PCD130用としてほぼ限界まで無理矢理小さくしたチェーンリング」であり、PCD130用の38Tも一応存在するが、こうなるといよいよチェーンがスパイダーアームに触ってしまう(実際に装着して走れば分かる)。初めから「もうこれ以上軽くできない限界のギア」が装着されているあたりがPCD130の“レーシングレシオ”ぶりを示している。これだけPCD110のクランクが隆盛してきているのは偶然ではあるまい。軽すぎれば重くすることは簡単にできるからだ。逆はできない。

私はチェーンリングの選択肢の多さ等からも総合的に鑑みてロード用のクランクはアウターPCD130、インナーPCD110のダブルPCDのものがベストであると前から主張してきた(声高に主張しているわけではないが、当Blog内にも以前この旨書いている)。皮肉なことに世界で最も高いクランクシステムの一つであるSRMのコンパクトがアウターPCD130のインナーPCD110で私の理想を既に体現しているのだが、この組み合わせの為にバカ高いSRMを買う人間は居るまい。SRMを使うのは別の目的の為だ。

その意味では、このSTRONGLIGHTの新クランクは世界初の「理想のクランク」に成り得るかも知れないと思っている。

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