連覇
Le Tour de Franceのプロローグを制し、その後もゴール前でロングスプリントをかまして逃げ切るステージ優勝を“追加”して山岳ステージに入るまでMaillot Jauneを保持するなど、今最も乗りに乗っているTTスペシャリスト、カンチェラーラ。最大斜度8%もの坂が控える変化に富んだコースは、およそ山岳が得意ではないカンチェラーラにとってやや不利かと思われた(実際、U23や女子では生粋のTTスペシャリストではない選手が優勝している)が、第4グループ最終走者としてスタートし前走者を複数抜き去る脅威の快走で圧勝した。
2006年2位で、今回も「チームメイトが最大のライバル」と見られていたアメリカ代表David Zabriskieは調子が上がらず、カンチェラーラの影も踏めないタイムに終わった(12位)
かつてTom Boonenが「アルカンシエルは1年間着られるから他とは気分が違う」と話していたが、確かにその通りだと思う。世界選手権で勝つとその後1年ずっとレインボージャージを着て走れるのだ。これでカンチェラーラは2008年も引き続きアルカンシエルを着て走れることとなった。
なお2006年の日本選手権個人TT勝者の別府史之選手も出走していたが、調子が上がらず48位に終わっている。
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