HED. IFOハブの衝撃(笑激?)
この画像“だけ”なら、単に超ラージフランジハブのホイールに“しか”見えない。
が、こっちと併せて見るとびっくり。
「IFO」と名付けられたこのハブ、何とフランジ幅がリムとほぼ同じ!である。前から見るとディスクホイールかバトンホイールにも見える究極のナローフランジハブだ。
笑ってしまうほど大径のラージフランジを採用しているのは、空力効果(もちろんこれが一番だろうが)もともかくこれだけ極端なナローフランジで左右剛性を確保するためにはこれくらいのラージフランジでないともたないことから来た、2重の意味での最適な選択肢なのではないか思う。
このSTINGER90 IFO、市販する気があるのかどうか謎だが非常に面白いトライアルだ。一応HED.側の触れ込みではディスクホイールとほぼ同じ空力性能があり、横風に対してはディスクホイール以上との事だ。確か「ディスクホイール使用禁止」レギュレーションがあるハワイアイアンマンなどではニーズがあるように思う。
2005年のLe Tour de FranceでLance Armstrongが使って以来、選ばれたトップクラスのプロツアー選手がTTでちょくちょく使っていた、更にディープ化されたHED. 3cである。このようにショーで展示されたことはなかったので、どうやら販売決定となったようだ。リムハイトは豪勢に90mm!で、まさにプロツアーで使われていたホイールそのものだ。HED.やZIPPによると22〜23cのタイヤ用に空力を最適化するにはだいたい100mmくらいのリムハイトが必要らしい。転がり抵抗が低い上にグリップでも当然優れる事を考えると19cや20cの超高圧よりも22cの方が有利なのは今更再検討の余地もないので、ロード用エアロホイールは22〜23cタイヤに最適化するのは今後のトレンドとなるだろう。HED.3cはもともとかなり空力特性に優れたホイールだったので、重量がどのくらいに収まっているか等も含め興味深い。
490gまでシェイプアップされた新型インテグレーテッドエアロバー「Vantage 8」
EASTONのATTACK TTに次ぐくらいの大変軽量な製品に生まれ変わっていて期待大。フルカーボンなのに800gを超えているとか、およそ重量に無頓着なデブ製品が多かったインテグレーテッドエアロバーの世界もやっとこさまともな軽さの製品が鎬を削る時代になりそうだ。頑張ってあちこち軽くしてもハンドルだけで800gなんてホント「やってられない」のである。
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