力尽きましたか?
フロントフォーク
これUCIを通るのか(通っているのか)微妙な気がする(似たような製品であるBlackwell ResearchのTime BanditはUCIアウトだったと記憶している)が、A900のコンセプトをもっと徹底したような、よりブレード化されたスリット入りフォークだ。このメーカAVANTIは現在もA900を装着したTT用自転車を販売しており、OVALと関係があるのかも知れない。フォークの裏側にブレーキを取り付ける発送もA900譲りだ。A900と違って裏側オンリーになっているあたりがより徹底している。
もっとも、これだけなら「工夫」はあっても二番煎じ三番煎じ感が否めない。(私はこのフォークかなり好きだが)
バックフォークが面白い。
なるほど!と思った。
そりゃそうだ。シートステーにもスリットを入れればいいわけだ。いや、整流効果があるならば、入れない理由がない。
つくづく「進化は続くよどこまでも」
…で、ここまで書いていて思ったんだが、こんなフォークを作りシートステーにスリットまで入れてしまうのに、何故エアロヒンジ構造を採用しなかったのか?が不思議ではある。 ヘッドチューブ周りは自転車で向かい風に一番最初に当たる部分なので、かなり空気抵抗を生んでいる場所らしいのだ。私が調べたわけではないが、そんなもんらしい。だからLOOKのKG496もBMCのtimemachine TT01もエアロヒンジだし、ヘッドチューブに“ツノ”が生えてるデザインのTT用フレームがちらほら存在するのもこのヘッドチューブの空力を改善しようとしての事だ。これくらい凝った事をやるなら、エアロヒンジは必然ではないのか?
このあたり力尽きたのかなとも思うし、折角デザインしたフォークの外販に色気を出しているのかも知れない。真相は制作者のみぞ知る。
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コメント
もっと追加してフレーム全体にディンプル加工もしたらいいのでは?更に空力がよくなるのでは?
投稿: Yuji | 2007年10月31日 (水) 18:38
面白いサイトを見つけました
有名なのかな?
オブリーのバイクのジオメトリーもあります
投稿: 007 | 2007年11月 9日 (金) 02:24