埋まる外堀
嫌なニュースだ。
2006年のLe Tour de France開幕前日にOperacion Puertoへの関与疑いからT・Mobileを解雇され、その後身の潔白を訴えつつ結局引退したJan Ulrichだが、この記事によると「EPOを注射しているところを見た」など、限りなくクロに近い証言が現れた事になる。
Ulrichは、紛れもなく20世紀末から21世紀初頭の自転車ロードレースに於いて一時代を築いた巨頭であった。
何度もLance Armstrongと死闘を演じた。
Armstrongが癌から生還し現役復帰を果たしていなければ、Le Tour de Franceを4回は制していただろう。
それこそIndurainの記録を塗り替えたのはUlrichだったかもしれないのだ。
そのUlrichにこの証言が出てきたのは、いちロードレースファンとしてとても辛い心境である。
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