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2007年12月 9日 (日)

フィットしてナンボ

結構良書だと思う。


いわゆるインプレ本よりもこのようなフィッティングのノウハウの方がずっと値打ちがあると私は信ずる。

脚力に優れた人間のインプレッションが一般ユーザーにどれだけ通じるかは微妙。
一般ユーザーを想定した感想を述べているのかそうでないのかの判断もこれまた難しく、おまけにスポンサー絡みの配慮も介在する。

世に出回っている雑誌の99%くらいは誰が何と抜かそうと広告収入で成り立っているので、スポンサーの事をボロクソに書くライターはスポンサーからクレームが速攻で来て、切られるか“おとなしく”なるしかない。これは好きとか嫌いとかずるいとか何とかじゃなしに現実だ。飼い主の手を噛む犬は仕置きを受けるのである。買っている人間もスポンサーだろうがと思うかも知れないが、雑誌の収入に占める雑誌販売の割合は半分を切っている。作り手は「広告の読み手」としての読者の為に書いているのだ。それがイヤで広告を一切拒否し本音しか書かない事を標榜するごく少数派の雑誌も存在するが、自転車界には見あたらないしそんな事をしたら多分喰っていけない。インプレでは新モデルが出た途端に従前誉めていた旧モデルに対する本音が語られる事が珍しくないが、なにをか言わんやである。インプレものは「インプレを読み解く力」がやたら必要とされるのだ。

フィッティングネタにはそのような政治的関与がない。

どんな高性能なフレームであろうとも、フィットしていなければ軽いママチャリ。ロードレーサーはサドルの高さが5ミリずれたまま一度長距離走っただけで膝を呆気なく故障する事もあり得る乗り物だから、フィッティングしすぎはない。突き詰めて行くとサドルの1mm、2mmの調節で全然違って普通だし、ステムの長さが1センチ単位では困り始める。だからオーダーフレームには今でも厳然とした存在意義があるし、フィッティングに幾ら凝っても凝りすぎはないのだ。

これは凝ってもあんまりお金喰わないしね。

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