Way to the“4”
面白い特許を発見。
BMC timemachine TT01と基本的に同じ考え方のヘッドチューブ周り。
図だけなのではっきりとは分からないが、涙滴断面の、フォーク一体成形となるステムと呼んだらいいのかコラムと呼んだらいいのか微妙な「フォークから延長される部分」に、同じ涙滴形の穴が空いた専用エアロバーを上からはめ込むような形式のようだ。timemachine TT01はまだ普通のハンドルを使える作りになっていたが、こいつはエアロバーからして完全に専用品しか使えなくしてしまったようだ。TIMEのモジュールコンセプトの行き着く先?(苦笑)
ブレーキ内蔵フォークの特許。新型のSPECIALIZED TRANSITIONで採用された専用ブレーキよりも更に徹底したエアロブレーキだ。ほとんどフォークと一体化するようになっている。いよいよTTマシンではサイドプルキャリパー使ってるだけでダサい時代が来るのか。
ブレーキはほぼ同じ構造のものをチェーンステー下にも内蔵する。
海外のトライアスロン系BBSでホットに飛び交っている「cervelo P4C」の噂に繋がる技術特許である事は間違いないものと思われる。とすれば、P4Cはtimemachine TT01に匹敵するくらいの超弩級TTマシンとして登場するのだろう。
現行P3Cも名作として名高く今でも一線級のTTフレームだが、ヘッドチューブ〜フォーク周りが誰でも考えつくような無難な構成のままだったりと、2008年のレベルで見るといささか画竜点睛を欠く部分がある。TT用でもないフレームとしては例外的なまでに空力を意識したSOLOIST CARBONを作っている事にも象徴されるようにcervelo自体はかなり「空力で売ってる」メーカーなので、そろそろP4Cを投入して再度空力のcerveloを強調したいところなのかも知れない。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
コレは特許のクレーム項のキモがどの部分にあるのかが気になりますね。
この手の内蔵工作はチネリ・レーザーシリーズでやり尽くされていた部分ですので。
投稿: KKK | 2008年3月29日 (土) 07:55
ARGON18のELEMENT114かと思いましたが、
BRAKE内蔵ではなかったです。
P4C早く見てみたいです。
今年のIronmanで見れるとおもしろいのですが。
投稿: snowda | 2008年3月29日 (土) 11:48
TTバイクは進化するも一般人には手に入りにくくなりますね。値段も高いでしょうが。
買う人がいるのかはさておき。P4Cの情報は気になりますね。P3Cの時点でかなり空力は良いようですが・・・。TREKのTTバイクが世界最少値の値を出したというのも気になりますね。
投稿: hiro | 2008年3月29日 (土) 16:47