泥沼で素潜りチキンレース開催中
ASOとUCIのいざこざはいよいよ泥沼化してきた。
- ASOは、パリ〜ニースに出走しないチームにはLe Tour de France出走権を与えない。図抜けて最高のコマーシャル効果を持つツールに出場できないでは、莫大な予算で動いているプロツアーチームはやってられない。
- UCIは、パリ〜ニースに出走したチーム・選手に罰則を科す。この罰則はかなり強烈で、世界選手権やオリンピックの出場資格抹消さえちらつかせている。これまた選手としてもチームとしてもシャレにならない。
これで全面対決の模様だ。
プロツアー制度発足時から強烈に仲が悪かった両者だが、もはや戦争状態と呼んでいい。
UCIがまともな組織だとは到底思わないが、ASOの理屈も相当におかしい。ASTANAの除外もそうだ。チームメンバーは首脳陣含め総入れ替えに近いASTANAがVinokourovのドーピング嫌疑で排除されるなら、もっと強烈なスキャンダルを起こして2007年のLe Tour de Franceを激烈に白けさせたRabobankが2007年とほぼ同じ体制のままなのに何のおとがめもなしにシレッと参加O.K.なのか、意味が分からない。
子供の喧嘩だ。
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コメント
こんにちは。
かなり酷いですね… まっとうなスポーツ団体じゃないなあ。最悪、UCI派とプロツアー派に完全に分かれるという状態に突入するわけですね。
投稿: cano | 2008年3月 7日 (金) 01:59
むごいですね
自転車から更にファンが離れそうな気がする。。。その方が、ASOとかUCIにとっても痛手な気もしますが。。。
投稿: allmalt55 | 2008年3月 7日 (金) 11:17
以前から、記事を拝見しています。
しかし、組織同士のいざこざに、どうして選手を巻き込むんでしょうかね。
どちらの組織も、それが選手にとって、そして自転車界にとって、ベストな選択だと思っているのでしょうか。
たとえば、パリ~ニースに全選手が出場して、オリンピック出場資格者がいなくなったら、オリンピックの開催はどうするつもりなんでしょうか?ジュニアだけ集めて開催とかwww。
選手のため、業界の反映のために活動してくれる組織ならわかりますけど、選手を巻き込んだ業界のどたばた劇は、いい加減にしてもらいたいもんです。
そうじゃなくても、日本の自転車業界はマイノリティーなんだから。
投稿: 福郎 | 2008年3月 7日 (金) 14:23