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2008年4月 1日 (火)

さらばCSC

情報通の人ならとっくの昔に知っている事だろう。
私も単に書き忘れていたのだし。

CSCは今年一杯でスポンサーを降りる。
表向きの発表としては、CSCは10年間チームのスポンサードを続け、2008年度の契約満了をもって更新しない事になったそうだ。

実質的な理由としては、やはりOperacion Puerto(オペラシオン・プエルト)を巡ってエースでありかつ人気でも文句なしのスター選手であったIvan Bassoを解雇する羽目になり、その1年弱後にBassoが自らFuentes医師と関わりをもったことを告白して出場停止処分を受けた件と、その直後に、単なるプロツアーチームの監督としての立場以上にカリスマ的監督として君臨していたチームオーナーのBjarne Riis自身が、Le Tour de Franceを制した現役当時EPO他を使用してのドーピングを行っていた事実を告白。UCIからMaillot Jauneの返還を求められ「家にあるからいつでも取りに来たらいい」と開き直りとも取れる言葉で答えた一連の騒動が「契約満了をもって更新しない」CSCの決断に繋がった事は想像に難くない。

Riisは、Operacion Puerto絡みで追放状態にあるManolo Saiz監督と並ぶくらい「濃い」監督だった。Saizもそうだが使う機材への拘りが強く、タイムトライアルの重要性と怖さを知り抜いた監督だ。そして、不器用ではあるけども選手一人一人への気配りを欠かさないのがRiisの特徴だ。そのへんはOVERCOMINGを見ればよく分かる。

かつてタイムトライアルを苦手にしていたBassoがタイムトライアルでステージ優勝を狙う選手にまで180度変身したのは、ほとんど個人的師弟関係を築き二人三脚に等しい状態で熱心な指導をし続けたRiisの指導の賜であるのは有名だ。個性的な選手としても知られるオールラウンダーBobby Julichも、ツールで総合3位を獲ったあとは低迷が続いていたがCSCで再生した(ただしCSCに入ってからは何度も骨折したりと不運にも見舞われている)。「チームCSC」が長続きしたのがRiisの能力に負うところ大なのは異論がないところだと思う。

チームの運営母体であるRiis Cyclingは現在来期からのスポンサーを探している状態だそうだ。
スポンサーを得られず解散してしまったTailwind Sports(DiscoveryChannel)のような事にならなければよいのだが。

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