レモンとトレック
事情通の人ならとっくに知っての通りだが、LeMond BicycleとTREK Bicycleの提携関係が打ち切りとなった。
このニュースが出てすぐくらいにコメント欄でも知らせて頂いたのだが、その後もあちこちの自転車関係HPに提携打ち切りのニュースが掲示されている。
明らかにされていない真相(?)としては、Lanceのドーピング疑惑に関してLeMondが辛辣な発言をしてランスと仲違いし、それが解消されずに今に至ったのが原因らしい。公然の事実としてランスは確か5人くらいしかいないTREK大株主の一人(TREKは株式非公開経営)だからして、レモンも喧嘩っ早いと評したらいいのか、現役当時から舌禍事件を起こすタイプだったけどいい年のおじさんになってもやっぱり舌禍事件ですかと苦笑するほか無い。
TREKと提携してからのLeMondは没個性的で何だか「TREKの脇役」化していたような印象があるので、「レモンバイシクル」としての独自色を見せるならむしろ提携しない方がいいのだろうが、世界中に販売網を持つTREKから切られる販売面でのダメージは計り知れないと思われる。大丈夫かいな。
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コメント
むしろ2001年頃の最初の騒動と2004年頃のLemond氏がそれを蒸し返した時にここまでに至らなかったのが不思議ではある。当時はまだアメリカは景気悪くなかったのでLemondブランドとしてほどほど売れていた、イメージダウンを恐れる等のビジネス上の判断としてあったのか。
一言多いのはエピソードとして我々でも聞いたことがあるので(アイスクリームバケツ一杯とか)昔からそうなのかも知れないが、Trekとの関係がこじれるのも分かっててそれでも言わずにいられない的なところがあったのかもしれない。本人にしか分からない。確かに一連の騒ぎでアメリカのファンを失望させたようだけど。
現役当時最後までアメリカンチーム以外ですごし、TDF3勝のうちチーム力がちゃんと機能したのは90年だけだったりとどこか孤軍孤独の感がありますね。
投稿: nevadacity | 2008年4月29日 (火) 11:58
こんにちは。気分屋なので、以前、ペコという名前で投稿しているかもしれませんし、はぎわらだったかもしれません。
レモンの通常のロードフレームの、クラシックな外観が好きなので、ホイールからステムからサドルまで、ボントレがついてしまっているのは悲しかったです。
もしもパーツが自由になるのなら、もっとかっこよくなって、販売網が限られていても指名買いする人が増えるといいなと思います。
脱線ですが、(ご存知かもしれませんが)近所の店長さんの話だと、ボントレガーは元々、質のよいフレームを作っていたらしいです。そのボントレガーがパーツメーカーになってしまったり、ロルフホイールがボントレガーになってしまったり、よくわからないけど商売って怖いっぽいなぁとおもいました。
投稿: はぎわら | 2008年4月29日 (火) 13:34