5月祭り終了

Giro d'Italia 2008は、2007年のLe Tour de Franceを制したAlberto Contadorの総合優勝で幕を閉じた。

Contadorとしては、2007年のLe Tour de Franceを制した実力がフロックでない事を証明するような形となった。それなりに準備していたのは間違いないにいしても、チームがGiroに招待されずの状況から一転して招待が決定したのが大会僅か一週間前。それで総合優勝を決めたのも凄いことだ。

終わってみれば少し差が付いたが、最終日スタート時点で1位と2位の差が4秒しかない希に見る展開。

もちろん「レースを知っている」人間から見れば、この4秒はコンタドールに何かトラブルでも起きない限り詰まることはない4秒であり、リッコは最終日までに逆転しタイム差を稼いだ状態で臨めなかった時点でもはや勝負は決していた事になるのだろう。個人タイムトライアルの独走力で2位リッコと1位コンタドールに明らかな差があったからだ。

とまれ、最後まで面白い激戦だった事は間違いない。
いつもそうだが、ステージレースは開催中こそ勝敗の帰結を知りたいと思うのだが、いざ終わってしまうと「祭りの後」のようで少し寂しい。