この舟は沈む
プロツアー登録17チームは、来期のライセンス更新を全チーム一斉に拒否する事を共同表明した。
リクイガスが来期プロツアーからコンチネンタルプロに登録変更するなどキナくさい動きが少し前からあったが、完全に雪崩状態と化した。
グランツール主催者の離脱で事実上半ば崩壊していたプロツアー制度は、これで完全崩壊する。プロツアー丸に残ったのは船頭だけで、漕ぎ手は全員が同時に舟を捨て逃げ出した。
離脱17チームはグランツール主催者と新たなレースの枠組みを制定し、これにUCIが参加することを拒まないそうだ。
これに対するUCIの公式表明はまだ強気だが、現実に「行き着くところまで行った」のは間違いない。誰も漕ぎ手が居ない舟で船頭と船長だけが「私が船長だ」「俺が舵を取る」と威張っている状態、それが今のUCIだからだ。
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コメント
この動きで一番楽しみなのはUCI規制が無くなって新しいレギュレーションがどうなるかですね
最低重量の引き下げ・フレーム形状制限の解除・・・
そうなればメカ好きとしては嬉しい混沌の時代が始まりますね
投稿: 菊6号 | 2008年7月19日 (土) 19:40
いつも楽しく拝見してます。 初めて書き込みます。
去年のツールドフランス優勝者が出れないなんてつまらないし、アワーレコードとかも同様ですし。
機材スポーツなんだから時代に合わせたルールで然るべきですよね。
投稿: greentea | 2008年7月22日 (火) 01:25
せっかくなので「動力は人力100%」以外のレギュレーションを撤廃して最強の自転車とはどういう姿になるのか競って欲しい気もしますね。
最近のロードレーサーが持つ個性的な造形美が好きなもので。
投稿: ゆぱ | 2008年7月23日 (水) 21:07