nokon carbonに関する緊急警報
以前nokon carbonの項で、ブレーキ用として使ってみたらピースが壊れた事例が出たため今のところ変速用しか売られずブレーキ用は出ていない事を書いた。
本当に割れる。
ブレーキ用として使わなくてもだ。
いんやー、驚いた。
つい2,3日前、流して走っている時、FDをアウターへシフトアップしようと思ったら突然スルッと変速レバーが軽くなった。レバーはそのまま一瞬で引ききってしまい、チェーンはまだアウターに乗っていない。瞬間、何が起きたのか把握できなかった。その時は正直「FDのワイヤークランプが緩んだか」と思った。
停車して各部点検してみると、そうではなかった。
クランプ部のワイヤーは全然緩んでいない。
そしてその場は取りあえずアジャスターで引っ張り、家に帰って原因発見。
一コマ見事に「飛んで」しまっていた。竹を割るように割れて飛んでいったのだ。そしてそのぶんのテフロンライナーがグシャッと潰れてはみ出している。
この一コマぶんだけワイヤーが緩み変速できなくなったのだ。
これが減速中のフロントブレーキで起きたら…。
当然突然ブレーキは一瞬でリリースされ、無制動状態となる。事態を瞬時に理解しアジャスターを回し終わるまではブレーキレバーを引ききっても制動力はまず得られない。その前に前方に何かあれば激突必至だ。人間は効くと思っているブレーキが効かないと大抵パニックに陥るので、ぶつかる前に冷静に対処し回避に成功する人間は、椅子に座っている時に「そのくらい出来るよ」と思う人間の3割いればいい方だろう。
nokon carbonは、少なくともブレーキ用が正式に出るまで絶対にブレーキに使ってはならないと思う。
命にも関わるものだけに、他山の石としていただきたい。
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コメント
カーボンのアウターに限らずアルミリンクのものでもブレーキで使うと割れる事があります。
(ノコン並びに同類他社製でも可能性あり)
正確には割れる(今回みたいに砕ける)というよりはアールを描いている部分が欠けてライナーが折れて動作不能にという流れ。
それにプラスしてシマノやカンパのアウターと比べると動きはゴリゴリするのに何故使うのか分からない。
見た目以外のメリットは無いパーツですよ。
(ジャグのアウターに比べたらノコンの動きは良いのですが)
投稿: naka | 2008年7月 5日 (土) 12:15
naka様
自分もノコン使ってますが、自分のはカンパ純正よりははるかに引きはゴリゴリしてないです。シマノと同じくらいにはなってます。
組みつけの際になるべくライナー管をエルゴパワーなりSTIなりの中にまで入れるようにすると、カンパではよく起こるインナーワイヤーとエルゴパワー内部とのこすれででるゴリゴリ感がでなくなりますが、そんな組みつけはされているでしょうか。
シマノと比べた場合ではなんだかシマノワイヤーよりもノコン純正のインナーワイヤーの方が太いのでノコン純正の方がゴリゴリするような気はします。でもそれはシマノ純正かまたはサードパーティー品(クラークスとか)を使えばシマノ純正以上か同等の引きの軽さにはもっていけるんですが、どうでしょう。専用品でないとライナー管が痛むらしいのですが、自分が2年間、だいたい週間80キロは走るのですがだいじょぶそうです。アルミの表面のメッキだかアルマイト?だかはカピカピですが。
それはさておきアルミも割れるというのはびっくりですね。
投稿: ph | 2008年7月 6日 (日) 23:40