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2008年7月28日 (月)

魔法はあり得ない

KCNCのデュアルピボットキャリパー
特別な素材を使うわけでもなしに、重さで根本的に不利なデュアルピボットなのにあの重さはやはり少々無理があるようだ。

同じような材料を用いている変則シングルピボットのZERO GRAVITYよりも軽くした、ちょっと考えられない軽さに驚いたが、「案の定」と書いたらなんだが、使用者から「アームがぐにゃぐにゃでデュアルピボットとは思えないほど効かず、タッチもスポンジー」との観想がちらほら。アーム強度がデュアルピボット構造のストッピングパワーに負けてしまっていて、タッチのカッチリ度では何とax lightness ORION以下との声も。折角のデュアルピボット構造によるストッピングパワーは、アームを変形させる事にかなり浪費されているらしい。

デュアルピボット構造はアームそのものは長くて複雑になるので、同じ材料や製造技術で作る限り絶対にシングルピボットより重くなる。もともと軽くするための作りではなくて、この方がよく効いたり片利きしにくかったりするのが長所なのだ。だから、シマノとかが気合い入れて作ると時として「効き過ぎて恐い」ブレーキになったりする。本当は効き過ぎて恐いなどあり得ないのだが。60km/hから思いっきりフルブレーキングが可能なブレーキを30km/hも出ていないのに思いっきりバカ掛けしたらズドンと効いて恐いに決まっているだけの事だ。

それが分かっていたから、ドイツの会社が持っていた工業特許が切れた途端シマノはデュアルピボット構造を速攻で採用した。カンパも追従している。

やはり「軽くて効くブレーキ」は、もっとふんだんにいい材料を使い、高いお金を取れるメーカーに作ってもらった方がいいのだろうな。

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コメント

こんにちは。タケと申します。
いつも楽しく拝見しています。

私もKCNCのブレーキを使っていますが、そんなに
効かないとは感じません。105位のパワーは充分あ
ると思いますし、アーチの撓りも感じません。
当たりはずれがあるのでしょうか。

投稿: タケ | 2008年7月28日 (月) 19:12

こんばんは。
先の方と同じく、私もKCNCのブレーキを使用しております。
体重62kgですが、全然アームのしなりは感じないですしシューの助けもあり、現行のカンパのDスケルトン(コーラス)よりは効くと感じました。
 
FRMのCL2と、ゼログラビティのネガティブGも所持してますが、それ等と比べても一番止まれ、尚且つコントロール、整備のしやすいブレーキだと思います。
一度、氏ご自身でご使用なされば言ってる事が分かると思います。

投稿: TIME海苔 | 2008年7月28日 (月) 23:52

私も使ってますが、不安感も、不満も無い効き目ですよ。

投稿: cant | 2012年2月 1日 (水) 22:57

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