両雄並び立たず
Lance Armstrongの衝撃的現役復帰宣言の余波第1号。
2008年のGiro d'Italia、Vuelta a Espanaを制した(Le Tour de Franceに出場さえ可能であったら3つ勝ったかも知れない!)Alberto ContadorがASTANAを離れる可能性が出てきた。
Contadorは契約上2009年もASTANAの選手だが、ArmstrongがエースとしてASTANAに来た場合、チームを離れる可能性が極めて高い。
今グランツールを勝てる選手として最も「熱い」のがContadorである。今の彼はまさに引く手あまたであり選び放題だ。37歳のArmstrongのアシストの為に走る必要は全然ない。いやそれどころか今の彼にはArmstrongをガチンコ勝負で負かしてしまう自信があるに違いないし、それは若さ故の過大な自己評価でもないだろう。しかもArmstrongに伸びしろはなく、Contadorにはある。彼は強いだけでなくまだまだ若い伸び盛りの選手なのだ。しかも既にこれだけの実績を残した彼が、エース待遇以外で走る理由は何もないだろう。至極当然な話ではある。Contadorはプロ自転車レース史上5人目の3大グランツール全制覇レーサーなのだ。
Armstrongに対してはBruyneel総監督が「他のチームへの復帰など認めない」とかなり強烈な“ラブコール”を送っており、スポンサーがASTANAになるかどうかはともかくとして、US Postal>DiscoveryChannelと続いた黄金コンビ復活の可能性は高い。
さて、どうなることやら。
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コメント
コンタドールの気持ちは良く分かる気がします。
にしても、ランスは37歳だったのですか・・・
投稿: ぶち | 2008年9月26日 (金) 11:25
と思ったら、さっそくアスタナでの復帰決まりましたよ。
しかもコンタも離れないみたいです。
正直、ガチも見てみたいところですが。
チームがこれだけいいと、ほぼ同じタイプの2人で、チーム内ガチも面白そうですね。
投稿: allmalt55 | 2008年9月26日 (金) 12:21
いつもコアなネタ楽しく拝見しております。
ランスに関してですが、コンタドールが勝てたのはブリュネール監督の采配だと思っています。
ランス自身、監督でなければ一勝もできなかったと言ってるぐらいですから。ブリュイネールの本をちょっと立ち読みしてしまった。
コンタドールが移籍したとしたら勝てるであろう試合も、もう勝てないんじゃないかと思います。ブリュイネール監督のもとでないと。多分。
投稿: anne | 2008年9月26日 (金) 12:44
私はアームストロングが現状存在しているチームに入ることはないと思っています。
どういうことかというと、
アームストロングは自分のチームを持ちたいはずだと思っているのですが・・・、
かなり外れてますかね。
投稿: 猫の郵便屋 | 2008年9月26日 (金) 20:45