EUROBIKE2008 あたりまえをきちっとやること
Lightweightは、今回派手な展示ナシだったらしい。
Challenge 700であるとかChallenge 600のようなアドバルーン要素なし。
Lightweight側としては、今回は色々目先だけ新しい製品を出してどうのこうのじゃなくて、Cの実物をちゃんと売り出しますとか、Derailleurもそれなりに数を揃えましたとか「売っていることになっているけど何処にも売っていない商品」をちゃ んと世に出す事に主眼を置いたらしい。遅れていたLightweight Standard Cも、9月には出荷開始だそうだ。
唯一に近い新モデルとしては、地味にVentouxが「GIII」にモデルチェンジ。
VentouxだけG3になっていなかったので、これでやっと全スポークモデルがGIIIになった。
他のG3モデルと同じく「一切軽くなっていないが、剛性30%UP」である。
この姿勢が
「やっぱりLightweightってレース機材なんだなあ」
と思う。普通、重さ同じで30%も剛性UP出来るならそのマージン30%を10%まででやめておくなり無しにするなりして軽くする方に使ってしまうのが軽量パーツメーカーの考え方だろう。それをせず30%をただ剛性の向上に使い切ってしまう質実剛健ぶりが凄いと思う。
Sub1100gホイールメーカーが1g削るのにどれだけ苦労しているか。1800gのホイールを1g軽くするのとはワケが違う。だからLWGIIIのこれは「とても贅沢」な技術の使い方なのだ。5gでも軽くなった方がセールス的には絶対貢献するのに、それをしない。やっぱりホイールの神様なんだなあ、と。モデルを重ねる毎に「軽くなっているのに、どんどん仕上げが綺麗で丁寧になっていっている」のも凄い。LEWの VT-1などは、口の悪い表現をすると「試作品がそのまんま流通しているような仕上げ」だ。よく書けばワークスの非販売用レーシング機材そのまんまな感じ。軽くするためにそこまでやっているし、そこまでやらないとこの重さは出せませんよと身を以て語りかけているようなグッズである。
遂に「Lightweight純正」のスキューワ登場。
見にくいが、ちゃんと「Lightweight」の銘入り。某社のクイックに瓜二つなのでOEMだろうけど、ミーハーなファンにはいいかな。ええ、私もミーハーですとも(笑)
なお、ほとんどの人には縁がない話だが、Lightweight Discは全モデル出荷が止まっているようだ。2007年末くらいから世界的に品切れで「今持っている人から買わない限り手に入らない」状態になっている。
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コメント
あのすさまじいRDってもう(一応)販売されてたんですね。
http://www.bellatisport.com/shop/category/89/product/1037/Lightweight_RD_Rear_Derailleur.html
すさまじい価格ですが、AX LIGHTNESSを考えるとまぁ、妥当なんでしょうかねぇ・・・。
関係ない話ですが、Reynolds Element Disc Wheelをウエムラから買ってしまいました。
このサイトで紹介されていたのを見て決めました。Discの割には安かった?のもあります。(苦笑
投稿: 秦璃@機材オタク | 2008年9月16日 (火) 01:02