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2008年9月29日 (月)

先鋭的なようで保守的 cervelo P4

最近出遅れ気味の記事が多いが(苦笑)、cerveloのP4が正式発表

Cervelop4crowd

詰めかける報道陣。

Cervelop4revealed

お披露目の瞬間。
基本的なデザインはP3Cとさほど変わらない。カーボンが普通になったせいだろうが「C」が取れた。
それだけP3Cのデザインが優れている事も意味しているだろう。
実際問題P3Cで改良する余地があるとすればFフォークのエアロヒンジ採用と、フォークやシートステーに空気整流用スリットを入れることくらいだが、両方とも採用されなかったのだから大幅に変わる筈がない。空気整流用スリットはOVAL Conceptsの特許技術だが、RIDLEYのようにOVALと共同開発して全面的に(ロード用フレームにまで)採用してしまう方法がないわけではない。

RIDLEY DEANのボトル設計コンセプトをもっと徹底しきった、完全にフレームと一体化する専用設計ボトルが印象的。何度か書いているが、この設計手法はエスカレートするとそのうち禁じ手になりそうな気がする。現実にDEANよりもP4の方が確実にエスカレートしている。

Rブレーキは流行のBB下に移行したが、フォーク内蔵ブレーキの特許は使用されなかった。P5までお預けか。

ボトル周りの設計だけがサプライズで、他はこれと挙げられる新機軸なし。
それだけP3Cの完成度が高かった事を示しているし、トライアスロン界じゃ「全盛期のケストレル エアフォイルでもこれほどは売れていなかった」ほどの使用率を記録しているほどP3Cはバカ売れだ。それだけにP4であまり大幅にチェンジできなくなってしまったのか?とも思える。正直「待たせた割に…」観は否めない。

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コメント

初めてP4を見たとき、「まさかBB上に鎮座するこの物体はボトルか?」と思ったのですが、やっぱりボトルだったんですね。
でもこれ、確かに「ボトルとして使用に耐えない」とか突っ込まれたら反論できなさそう。

投稿: アンタレス | 2008年9月29日 (月) 23:29

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