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2008年10月 3日 (金)

「良い良いブレーキ」とまでは行かないか…? eebrake

去年のINTERBIKEかEUROBIKEで展示だけされていたeecycle Worksのeebrakeが遂に販売開始。

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史上有数の複雑な形をしたキャリパーブレーキである。

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黒もある。

実物を使ってみたレビューで見る限りでは

  • DURA-ACEのキャリパー(むちゃむちゃ効く)といい勝負をしそうなくらい効く。
  • 非常にフリクションロスが少ない。
  • 舟がよくできていて、ブレーキシューの交換がサクサク可能。
  • リターンスプリングが弱いのが気になる点。ケーブルのフリクションが大きい場合、きちんと戻りきらないのではないか。

のようだ。ほぼ真ん中からワイヤーが出るので右レバー前の人間でもワイヤーの取り回しに苦労しなさそうだ。

細かい部位の形(凸凹・突起物・鋭角だらけ)を取り上げれば必ずしもエアロではない(79DURA-ACEのキャリパーの方が細部の形状としてはずっとエアロだと思う)が、前面投影面積ではOVAL Conceptsが出しているエアロキャリパーとほとんど同じだからエアロブレーキの部類に入れて全く遜色ない作りだし、メーカー側もエアロだと主張している。どえりゃー複雑な構造の割にペア200g未満(ブレーキシュー含む重量で)なので、ほとんど全部カーボンで出来てるようなブレーキと比べなければ相当軽いブレーキでもある。

見るからに変わった形をしているが、クイックリリースがほとんどワンタッチでしかもガバッと開くなど非常によく考えられている。いやもう「考えに考え抜いた」形である。コンピューターによる応力シミュレーションを散々やりつくした上で生まれた形で、特定部位に巨大な力が掛かる事がない。定番のデュアルピボット構造で材料を変えてみたり肉を抜いたりして軽くしたワケではない、まっさらなところから考え出した設計ゆえに「軽くてフリクションロスが少なく、非常によく効く」を産み出しているものと思われる。材料も7000系アルミ、6/4チタン、ステンレスとそれなりに贅沢なモノが使われている。

これで値段が500ドルオーバー(519ドル)でなければいいのだが…(苦笑)

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コメント

これはちょっと気になりますなあ。

いや、かなり欲しいかも。

投稿: かも | 2008年10月 7日 (火) 19:17

519ドル(パッド無し)のようで、残念ながら500ドルは切らなかったようです。

投稿: ぶち | 2008年10月28日 (火) 15:39

かもさん私もかなり欲しいです。ただ値段がねえ…。

ぷちさん情報ありがとうございました。
私は前からeeのHPを定期的に見ておりまして、値段は500ドルオーバーであることを知っていたからこそ「これで値段が500ドルオーバーでなければ」と書いた次第です。書き方がまずかったですね。

投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2008年10月28日 (火) 17:43

今日いったサイクルモードでeebreke見ましたよ。
ゼータがどうも取り扱いを狙ってるみたいで、リンスキーの自転車についてました。
少し触ってみましたが、不思議なタッチでしたね。メカメカしいんですが、各部の抵抗がへらされているのか、非常にスムーズで、よさげでした。
大体6万くらいになる予定みたいですね。

投稿: abc345 | 2008年11月10日 (月) 01:15

abc345さん、私もサイクルモードでチェックしました。
記事にする予定です。

投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2008年11月10日 (月) 11:29

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