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2008年10月17日 (金)

彼がジロを走る

ASTANAで現役復帰することに決まったLance Armstrongだが、2009年のGiro d'Italia優勝を狙うのだそうだ。

ASTANAでの現役復帰決定後、総監督のJohan BruyneelはASTANAのエースがContadorであることを暗に示す発言(「いま世界にContadorよりも速く走れる選手はいない」)をした。Contadorにもたぶん直接「Lanceが帰ってきても君がエースだ」と語ったのだと思う。それがContadorのLance歓迎発言に繋がったのだろう。当初Le Tour de Franceで勝ちに行く旨を発言していたLanceの発言が復帰会見の時は随分トーンダウンしていたのも、そのあたりがASTANAでの復帰の条件だったと思われる。つまり、ツールに出る限りもはやエースではないと。

そこでGiro d'Italiaだ。
Contadorとしては、既に今年制したジロでもあるし、同じ勝つなら当然ジロではなくツールだ。
それこそジロには出場したとしても調整レース扱いで出る可能性が高い。

Armstrongとしては、エースとしてアシストしてもらえるならGiro d'Italiaの勝ちを狙いに行くしかないだろう。幸い一度も出場したことがないからチャレンジとしての価値もある。

現役最後に運営側と極めて険悪な仲で終わったLe Tour de Franceには再出場できない可能性もある(実際2008年ASTANAはツールから弾き出された)ので、その意味でもまずジロを狙うのは現実的なのだろう。ASOは「Lanceをメンバーに加えるならASTANAを招待しない」とか本気でやりかねないからだ。

何にせよ、2009年のGiro d'Italiaは初めてLanceが走る。

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