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2008年11月 3日 (月)

エネルギー代謝を活かしたスポーツトレーニング

「運動中の体内はどうなっているのか」の観点からスポーツトレーニングを検証した本。

今でも帯付きで売っているのかどうか知らないが、帯の「全ての運動は有酸素運動である」「無酸素運動なんてあり得ない」からしていきなりトバしている。スポーツの“常識”ではずっと有酸素運動・無酸素運動の分類が行われてきたからだ。この手の「すっかり広まってしまった誤った常識」に脳味噌の先まで漬かってしまった人にはかなり衝撃的な内容の連続。

だが、運動中の身体を解析してみるといわゆる有酸素運動サイクルは運動を開始して僅か数秒後にはもう稼働しているほど反応が早く、従前妄想されていた(現実と違うのだから「妄想されていた」が適当だろう)ような「ゆっくり起動し徐々に勢いが付いて動き出す」ようなものとは全く異なるのだ。つまり、100m走でさえ実は有酸素運動。他にも徐々にだが広まりつつある正しい情報「乳酸は疲労感の原因ではない」とか「長時間連続したトレーニングを沢山やっている人ほど簡単に疲れてパワーダウンしてしまいやすい」とか、目ウロコな内容の連発また連発。

たぶん、世界トップクラスの運動指導者ではこの手の知識は普通のものなのだろう。

そして中途半端に成績を残しているレベルの有象無象な運動指導者は全然知らなさそうだ。

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コメント

これは興味深い。

代謝の本と乳酸の本、
私は両方買ってみようと思います。

投稿: 猫の心 | 2008年11月22日 (土) 18:53

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