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2008年11月22日 (土)

違和感の無さが完成度の証

SRMの新製品

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なんだかとても「自然」になってきた。SRMも代を重ねて熟成されてきたのか、いよいよ遂にパッと見ではパワーメーター内蔵クランクに見えないくらいになった。

12月半ば発売予定で、重さはまだ未公表。

これはいいな。この新型の凄味は、見た感じ凄く見えないことだと思う。なんだかんだで昔のSRMは「メカメカし」かった。自分で「私は大層なものです」と主張するような五月蠅さがあった。それが消えたのが凄い。

見た目で判断できる事とそうでないことはあるが、やはり良くできた製品とは見る人間の目がおかしくない限り一目見て違う何かを感じさせる。この自然な出来上がりは完成度の高さのオーラを放っている。

値段が値段だから「良くて当たり前」かも知れないけど、高機能高価格製品を作り続けるのはやったことがない人間が無責任に妄想するほど容易なことではない。何故なら高いモノには理由が求められるが安いモノはただ安いだけで売れるからだ。

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コメント

ふと思ったのですが、通常5本のアームをアウターギアとインナーギアで挟む形で固定すると思うのですが、これの場合違うようですね。見た感じギア板に互換性がなさそうです。今までのFSAのギア板はけっこうヘビーなので、そこが心配です。確かにかっこいいんですけどね…

それよりなにより個人的にはSRMがPCD135mmでウルトラトルク方式のクランクを出してくれる事を切に願っております。

投稿: RoppongiExpress | 2008年11月24日 (月) 15:11

RoppongiExpress さんまいどです。
沖縄、惜しかったですね〜〜!

ギア板の互換性ですが、ありますよ。
SRMのコンパクトは面白くて、前にも書きましたがアウターのPCDが130、インナーが110mmのデュアルPCDです。で、両方とも雄のチェーンリングボルトを内側から外側へ向けてねじ込んで止めます。つまり雄5本雌5本の一般的な組み合わせではなく雄ネジ10本で固定しています。

このクランク(と呼ぶよりもスパイダーアーム)と互換性がないのは、FC-7900のアウターのように「チェーンリングボルトの穴が貫通しておらず、かつ厚みが特殊なチェーンリング」です。

SRMは基本的にPCD135には手を出さないような感じですね。作る手間を考えると商売にならないと踏んでいるのでしょう。

ULTRA TORQUEバージョンが出るかどうかは、SRMではなくてCampagnoloやそれを使用するチームの希望次第でしょう。SPECIALIZEDの依頼でQUICK・STEP向けにSPECIALIZEDクランク専用のSRMを供給(非売品)したことはあるからです。

投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2008年11月25日 (火) 13:40

FC-7900は例外的に互換性のない特殊な部類なんですが、私が使いたいのはそれなんですよねぇ。カンパにしろシマノにしろSRM使ってもギアを純正で使いたいんです。理想としては。
そういえばスペシャ・クランクのSRMって実はPCD135だったし数量限定でたしか売っていましたよ。ただカッコ悪いのとBB規格を選ぶので対象外でしたが。

投稿: RoppongiExpress | 2008年11月28日 (金) 01:23

RoppongiExpress さんまいどです。
7900のギア板を使いたい人には、普通のPCD130用SRM PROが前からちゃんとあるじゃないですか〜。

SPECIALIZED用のを売ってましたか。それは知りませんでした。OEM用が余ったんでしょうね。
PCD135を採用するか否かは、儲かるかどうか次第でしょう。SRMはそんなに大きい会社じゃないので、売れない物を作る余裕はないと思います。SPECIALIZED用に作れたのは、SPECIALIZED/QUICK・STEPが買うことが決まっていたモノだからでしょう。

投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2008年11月28日 (金) 15:55

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