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2008年12月11日 (木)

メーカーの心ユーザー知らず

人のホイールを整備した。
久々だ。

まず、持って空回ししてビックリ。

ゴリゴリゴリゴリ…!

うっそぉ〜

なんで78ハブでこんなゴリゴリやねん。

見れば、ハブスパナでバカ締めした跡。15mmじゃないスパナで無理に締めたらしく、角が見事にナメてしまっている。それだけ締めたから当然球当たりはゴッリゴリ。

何をしたかったんだお前は。

と思った。当人がその場にいたら「アホか!」と軽く頭を小突いたかも知れん。

一刻も早くハブをバラさなければ。フレ取りしてる場合じゃない。こんなゴリゴリでどのくらいの距離を走ったのか分からないが、既に虫喰いで致命的なダメージが来ているかも知れん。

ロックナット弛めようとして二度びっくり。球当たりはゴリゴリなのにロックナットは手でクルクル回るくらい緩んでいたんだから、絵に描いたようなド素人の弄り壊しだ。玉押しとロックナットの対向締めで玉押しを固定している事すら分かっちゃいない人間がハブのロックナットを弄っているんだから、何のつもりかは分からんがやってることは実質「壊しにかかっている」以外の何物でもない。もしかすると「緩む〜バカ締め」を繰り返していたのかも知れない。ハブの左右両側でスパナが噛む角がナメていたので、明らかに「それだけ締める意図」をもってバカ締めしていたのは間違いない。

バラして洗浄してみたところ、虫喰いは見あたらずほっと一息。

いやはや、こんなとんでもない使われ方で死ななかったDURAハブの耐久性はさり気なく凄いと思うが、なまじっか調整できる仕組みになっているのが 仇になった事を思うと、どうなんだろう。カートリッジベアリングのホイールが増えるのも当然かも知れないと思った。分からないんならやめときゃいいのに、 信じられないような無茶をする人間はいるのだ。

ハブが死んでいなかったので何とか元の綺麗に回るホイールに戻せたが、虫喰いしていたら「コレもうハブがあかんで。お前が弄り壊したんやぞ。後悔しとけ」と宣告しなければならないところだった。

…いつか自分に宣告する羽目にならないようにしないとな(本日のオチ。苦笑)

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