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2009年1月30日 (金)

ゴングはとっくに鳴っている

いやはや「きっと空力のアイデアって尽きないよな」と思う。

Speedfilsmall

ダウンチューブ取り付け型エアロハイドレーションシステム「Speedfil Hydration System

F1だって、エンジンやらサスやらの規制ががんじがらめになってほとんど空力性能だけで勝負するようになってからの方が逆に開発力の有無でものすごい差が 出るようになってしまって、最高のボディを作れないメーカーは事実上「ただ走っているだけ」の屈辱的状態。一瞬「スローダウンしてんじゃねえか?」と錯視してしまうくらいコーナリングスピードが段違いに違うのだから勝負にも何もなったもんじゃない。トップグループ連中も「エンジンの開 発競争をしていた頃は平和だったよな」と懐かしみたいくらい湯水のように金を使ってのボディ開発競争で、ルールを作った側が想定した結果とはことごとく逆 に逆に行く結果となった。

自転車は今後エアロを追求する事で底なし沼に行く可能性があると思う。

軽量化を究めても、0kg以下の自転車はない(物理法則に反しているからだ)時点で絶対限界が見えている。だが空力の向上に絶対限界はないからだ。空力はいくらでも向上させる事が出来る。現実的に不可能なだけで、あり得ないほど空力を向上させる何らかのグッズが仮に実現した暁には、200w程度の出力で平地50km/h連続走行も可能になるわけだ。むろん今の技術では「冗談は顔だけにしとけ」で終わってしまう話だが、それは「今の技術では」の注釈付きで、絶対に実現しないとは誰も断言できない。潜水艦が時速60km/h以上で水中を進む時代が来るなど、かつてはアホウが寝ながらほざく寝言扱いだったのだ。きっと、商売の上手い人間はとっくにそのこと(空力を扱う商売に限界はないこと)に気が付いているのだ。だからエアロ商品が急に増え始めたのだ。この手の商品は、絶対の最強を決して作り得ない。幾らでも改良・向上できる。

話をSPEEDFIL SYSTEMに戻すと、単なるダウンチューブ装着型エアロボトルと違うのは

  1. でかくて、かなり徹底した空力形状
  2. 右側にひねりを入れた補給孔付き

容量は40オンスだから1リットルちょい入る計算だ。つまり普通のボトル2本分入る。
補給孔がなければ事実上エアロフィン形状をしている。風洞実験やりまくって作りました!の鼻息荒いエアロ形状だ。
汎用かそうでないかの違いを抜きにすれば、cervelo P4のボトルよりも実用性は上で空力効果上は同じコンセプトだろうが、専用品として作られた筈のP4用の方が実用性で相当劣るのが正直失笑を禁じ得ない。

「補給方式」は明らかにトライアスロンに振った考え方で、ロードレースならボトルをポイポイ交換すればよいボトル交換方式の方が実用的だろう。それは用途次第だし、1リットルを飲みきって更なる補給の必要無しに走り切ってしまえる距離のコースなら、ロードレースでも明らかにアドバンテージがある。

ま、何にせよ2009年はエアログッズ戦争の年になりそうだ。

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コメント

レースディスタンスであっても1Lあれば足りるでしょうから、
一つくらい持っておきたいかもと思いました。
TTにだけ取り入れるチームも出始めるのではないか、とも。

あと、物理法則とか、そういう学説的な話で、
究極を言うと、現時点では宇宙が広がる速度(超光速)以上で進むことは不可能とされているようですが、
ということはそこまでは辿り着ける可能性もあるというわけで、
自転車のような人力車で超光速航法(ワープ)が可能になる日が来るかもと、
遠い未来に思いを馳せる今日この頃です。

投稿: Y.Saito | 2009年1月30日 (金) 17:48

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