変速できるだけ有り難いと思え
ほとんど全部カーボンで作った、BTPが世に問うFDである。
35g
コレはもう、自己目的化した軽量化以外には役に立たないグッズだろう。
FDに掛かるストレスは非常に強烈なものがある。特にインナーからアウターへの変速時。
構造から見直さないと、カーボンの優位性は出せない。同じ作りのままカーボン化してしまうと「ただ軽く、ただ弱く」なってしまうのが避けられないが、どう見てもただカーボン化している。たぶん、明らかに普通のFDより“しなって”しまいやすく、変速性能はどう逆立ちしても落ちるだろう。
でも、ヤル。
凄い情熱だ。
分かって貰おうとしないなんてレベルじゃない。
分かって貰うことを拒否しているようなオーラさえ出ている。
「アウターガイドプレートにカーボンが使われている」なんてカワイラシイことはやらない。カーボンでない部分を探す必要があるくらいカーボンだ。私の目には、ボルト・ナット類を除いた全パーツがカーボン化されているように見える。
天晴れだ。
いやもうアッパレと表現するほかない。
ジョーシキをわきまえた人から来るであろう「それで実用性はどうするんだ」のような疑問に「うっせえよ」と一喝するかのような製品、ワタシは大好きである。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント