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2009年4月20日 (月)

GRAVITAS Launch

「ZERO GRAVITY BIKES」ではなく「Ciamillo Cycling」になってしまったが、そのCiamilloの新作、GRAVITASがどうやらカタチになった。

Gravitas

値段は$875で、ブレーキシューホルダー無し重量120g
正直

「これは微妙すぎる商品だな」

と思った。
ax lightnessのPERSEUSが生産打ち切りになったのは、どう考えても「もはや商品として競争力がない」と判断したからだろうし、賢明な判断だったと思う。登場当初はともかく、モデル末期には重さ(軽さ)の割には高すぎた。GRAVITASは奇しくもそのPERSEUSとほぼ同じ重さ。お馴染みの「PowerCam」付きだから「実質こちらの方が軽い」と主張するコトは可能だろうが、それじゃあマーケットがニッチ過ぎるだろ。ましてやブレーキシューまで込みで200gを達成した上にストッピングパワーも一流のeebrakeがすぐ下に待ちかまえていて、こっちの方が安いと来た。ブレーキシューとシューホルダーは、特殊なもの(CORIMAのコルクブレーキシューは危ないくらい効かないがやたら軽いことで知られる)を使ったりしない限り案外重いのだ。CiamilloのCNC削り出しホルダー/パッドにしても、直販で販売が始まったが55gある。ロープロファイル版でも53gだ。GRAVITASと組み合わせると175gで、eebrakeとほとんど変わらなくなってしまう!B-T-Pが販売している相当にヤバめ(ワタシも前から使用中。いずれ記事にする予定)なフルカーボンシューホルダーをSWISSSTOPのシューと組み合わせて44gだが、これが普通に使える限界の軽さだろう。B-T-Pでは何とホルダーとシューが一体化されていてシューが無くなったら使い捨て!の「覚悟完了」なカーボンブレーキシューホルダー/シューを販売しているが、そんな無茶までしてやっと25gだ。「*Not include the pad holders.」の注意書きは相当眉にツバを付けて見ないといけないモノなのだ。eebrakeが凄いのは特別に軽いわけではないSWISSSTOPのブレーキシューまで込みで200gにした点で、他社のように「〜抜き」のややイカサマ気味な表示と同じ土俵に立てばもっと軽く、それこそGRAVITASと同じ表示方式にしたら145gくらいの筈である。あんなに複雑な形をしているのに。

今のところ軽量ブレーキの頂点であるax lightnessのAX3000であるとか、その元となったORION、そしてこちらはまだ生産モデルになっていないがTHM CarbonesのFiburaあたりのペア100g切り級と比べられたら、GRAVITASははっきり重い。ストッピングパワーにしてもAX3000よりゃ効くだろうがFiburaはリンクを使ってくるのでPowerCamのアドバンテージも怪しい。

3DCGだった当初は現行のブレーキと違うデザインを目指していたようだが、結局出来あがったGRAVITASはよく見てみると「0G-Tiのアルミ部分をカーボンに置き換えた」ようなデザインだ。早くも79DURA-ACEのレバー比に対応した新PowerCamを作ったりするようなフットワークの軽さは光るが、今後Ciamilloのメリットとは軽いとか何とかじゃなくて「削り出し特有の質感と、カスタムオーダーで好きな色に出来る」事だけになるかも知れないなと思った。

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