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2009年5月16日 (土)

ASTANA存亡の危機

ちょっと前からニュースになっていたが、プロツアーチームASTANAは完全に存亡の危機だ。

ようは、金がない。

世界的な経済危機の影響で、ASTANAを支援していたカザフスタンの企業達が軒並みガタガタ。

そして次に大きな問題は、もともと「カザフスタンの英雄であるAleksandr VinokourovをLe Tour de Franceで勝たせるために作られたチーム」だったASTANAなのにカザフスタン人のチームではなくなってしまったことだ。

だいたいチームの名前からしてカザフスタンの首都の名前になっているような極端にカザフスタン色が濃い異色のチームなのに、カザフスタン人の有力選手だったVinokourovもKashechkinも血液ドーピングの廉で出場停止処分を喰らってしまって今やエースはスペイン人とアメリカ人。これで「本業」が左前となれば、スポンサー企業も「なんでカザフスタンのわしらが、カザフスタン人がいなくなってしもたチームにヨソからやってきたスペイン人とかアメリカ人勝たすためのカネ出したらないかんねん」と資金供出をサボタージュだ。

既にチームの従業員への給料は止まっている状態。5月31日までに預託金をUCIに払えないとライセンス停止で、最悪はGiro d'Italiaの途中撤退やLe Tour de France出場の頓挫もあり得ないわけではない状態だ。Armstrong(知っている人も多いと思うが09シーズンの彼は選手として無給契約でチームからは1円も貰っていない)はじめ関係者はスポンサーを全力で探している状態。もともと2010年以降新しいチームのオーナーになる気で準備もしていたArmstrongの“事前準備”と知名度で何とかなりそうな噂もあるが、100年に一度ともされる世界的経済危機と、なんせ額面がデカい話なのですぐにはまとまらない。

既にASTANAの選手が、ASTANAのマークを消したロゴなしの柄だけユニフォームを着て走り「スポンサー募集中」をアピールしたりしている状態だ。末期ですな。

たぶん、ASTANAのチームライセンスそのものは近日中にArmstrongの手に渡り「ASTANA」としては活動を終えてしまうと思う。

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