VISTAペダルとO,SYMETRICのコンボでアワーレコード達成
2009年5月15日、VISTAペダルとO,SYMETRICを使ってカウル無しリカンベントのアワーレコードが樹立されたそうだ。
自分でも使っているので実感として確信するのだが、確かにVISTAペダルとO,SYMETRICは相性がイイ。
この組み合わせが産み出すペダリングは「自然」なのがイイ。
こんなに自然な感触で踏めるシステムが他にあると思えない。見た目に騙される人には分からないだろうけど。
ペダルを円軌道で回さなければならない制約の下でニンゲンの脚の出力特性に合わせるとすれば、現行これ以上のアイデアは難しいだろうと思う。速くなるとか、そんなこたー結果の一つだ。「これ以上の何か」となるとたぶんクランクが角度によって自動的に延びたり縮んだりする仕組みが最終解になるだろうが、UCI規定違反(円運動をするクランク以外の入力装置は認められない規定がある)故にその優秀性をアピールする場がほとんどない(=商売になりにくい)から「突然現れた天才」がそのような製品を世に出さない限りは優秀性があるかどうか以前に世に出る事が厳しいだろうな。
O,SYMETRICはもちろんVISTAも商売としては非常にアヤシイと思うのだ。
よく続いているよな、と(笑)
O,SYMETRICのほとんどボッタクリな価格はどうかと思うが、コレしか作ってないコレだけで食ってる小さな工房が細々とやってんだか ら、1分間に何枚も作れるような高度な量産能力を備えた工場を建てて世界中にジャンジャン売って単価を下げる資金力など100年後もムリだろう。この実に 作りにくい形をしたモノを一枚一枚削り出しで作っているのが、買って実物をよく見れば一目瞭然だ。ド素人が無責任に想像するよりもずっと手間仕事である。これを安くしようと思ったら、高度に自動化された工場をとんでもないお大尽がポンと無償貸与でもしないとムリだな。
その意味でも、このような快挙で共に「変なだけのグッズ」ではないことを証明できたのはいいことだと思う。
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コメント
Vista Magic-Xは、ペダルとしての完成度が低いんですよね~。Qファクター広いのもどうにかして欲しいですが、着脱に気を使うというのは、Lookやシマノじゃまずないですからね。
頑張って、改良品を出して欲しいところです。
投稿: くさの | 2009年5月26日 (火) 11:57
いつも楽しく読ませていただいております。
ビスタのペダルは検討中です、現在Qリングで
いい感じですが、もっと自然な感じになるのかなぁー?
投稿: ZIN | 2009年5月28日 (木) 12:40
はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいております。
普段はRoMなのですが、本日は疑問点があり書き込みさせて頂くことにしました。
本文中に、
>クランクが角度によって自動的に延びたり縮んだりする仕組み
とあるのですが、MagicXペダルの形状によって足部(母趾球内側部)は上下に長く下に凸の楕円軌道を描くこととなり、
その結果ペダルの踏み込みと引き上げが、下肢の関節にとって自然な緩やかな弧を描く形に変化しています。
これはクランクの長さが変化した状態とほぼ同じであり、本文中のクランクが角度によって自動的に延びたり縮んだりする仕組みは無駄な物になるのではないのでしょうか?
このペダルに対する私の理解は、軸と母趾球軸の位置関係よりも、ペダリング時の足部の移動を変化させることに意味があると考えていたもので。。。
クランクの長さに変化が起きる事と同じ現象が既に起きているため、クランクに長さ調整機構があっても同じ結果にしかならないのではないかと思った次第であります。
以上乱文失礼いたしました。
今後もブログの更新楽しみにしています。では。
投稿: ninico | 2009年7月19日 (日) 06:48
はじめまして。楽しみに読ませてもらっています。
私もこの組み合わせのユーザーなのですが周囲にはまったく理解されていませんが、使用感は『ペダルを回す事が気持ちイイ』の一言です。
どちらか一つを付けていても変わり者扱いですが、両方となるとどのくらいのユーザーがいるのでしょうか。
少ないからといって換えるつもりはありませんが・・・
投稿: kirin | 2009年8月 5日 (水) 20:49