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2009年6月22日 (月)

Route du Sud

開催中のRoute du Sud 2009で、別府史之選手が山岳賞ジャージをキープ中。
同チーム(SKIL SHIMANO)の土井選手もそこそこ目立つ走りをしているようだ。

雰囲気としては、別府選手は「このRoute du Sudで光れなかったらLe Tour de France 2009出場アウト」なのかなと思う。だからステージも獲りに行った(結果2位)し、その時に獲った山岳賞もまだ粘って着続けているんだろうな、と。

ここが鍔際。

いやもうまさに鍔際も鍔際。ギリギリと鎬を削っている音が聞こえそうなほどに。

Le Tour de Franceについて

「いい線まで行ったけど出られなかった選手」

「出た選手」

では全然違う。ましてや日本など今まで通算でたった2人しか出場を果たしておらず、2009年やっと3人目が出た状態なのだ。もちろんこれからも4人目5人目と出てくるだろうが、4人目の人と4人目になりそこねた人とではエライ違いだ。

Route du Sudそのものは決してビッグレースではないのだけども、それによって“ツール”出場がかかっていると思うと、ステージ結果にけっこうどきどきする。

これが“ツール”の魔力か。

傍観者にしてコレだから、直接関わっている人たちにとってはもっと凄いのだろうね。

今後日本から「ステージ優勝を争う選手」であるとか「出場を果たしたチーム」であるとかが出てくるまでになるだろうか。

ステージ優勝を争う選手は、物凄い天才が出現し一流チームの目にとまって才能を活かす場を得られれば不可能じゃない。新城選手の出場決定を自分のことのように狂喜乱舞して喜んでいるらしい浅田監督は「出場を果たしたチー ム」を目指して粉骨砕身の日々なわけだが、こちらは金の問題のクリアが必須なのでチームが強けりゃ出られるモンじゃない。現実に、頂点に位置している プロツアーチームでさえ金の問題で消滅することは少しも珍しくない(頂点に位置しているからこそ、金の問題で躓くともちこたえられずにあっけなく消滅するような側面もあるが)。US Postal〜DiscoveryChannelを運営していたTailwind Sportsも、あれほど強かったチームが後継スポンサーを見つけられず活動休止チーム解散となった。Giro d'Italia 2009の最中だって、ASTANAが資金難でライセンス取り消し危機の瀬戸際に立つ騒ぎがあった。チーム出場は一人の優秀な選手が出場するより遙か高いハードルであ るのは間違いないし、それでも逃げず「そこ」を目指すところに真っ直ぐな強い気持ちを感じる。

日本がLe Tour de Franceの一員となりメンバーの一席を占める時とは、日本人がヨーロッパの強いチームに認めてもらって出たり成績をあげたりした時ではなく、日本のチームがASOから招待され出場する時をもって成す、とワタシは思う。たぶん浅田監督もそう考えているのだと思う。その志が届く日が来ることも祈念したい。

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コメント

別府選手のTDF出場が決定した模様です。
本人のblogでも決意と抱負が語られています。
http://www.fumy.jp/blog/

投稿: PAICAL | 2009年6月29日 (月) 20:34

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