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2009年7月14日 (火)

「濃い」チーム

メカニック魂、第二弾。

Garmin_tt_fb_600

コレもかなり凄い工作だ。
Garmin slipstreamの機材は全般的にマニアックで、見ていて面白い。

Garmin_tt_grips_600_2

このグリップ程度はまだ可愛いモンで、

Garmin_wiggins_tt_grip_2_600

これが最強ではないかと(笑)
「何故こんな風にしているのか」の理由がよく分からない(もちろん「選手の好み」なのだけど、なんでこんなのが好みなのかが謎)のだが、2つの797x用デュアルコントロールレバーを合成して作ってある。

Garmin_ttbikes11

こんな物凄いポジションの選手がいたりして「メカニック泣かせ」なのか「メカニックのウデの見せ所」なのか。当然こんな幅広じゃ標準のアームレスト位置では足らないため、外側に伸びたエクステンションを作ってこの異様に幅広いエアロバーを実現している。

Garmin_ttbikes10

コレも面白い。少なくとも二つ注目点があり、一つは「FDだけワイヤー式で、RDは電動の混成コンポになっている」ところ。もう一つは「アームレストの角度が常軌を逸している」ところ。アームレストの角度をこんなに絞る意味が正直かなり謎。エクステンションの突き出し量と対応して見るとこれは明らかに絞りすぎなのだが、何らかの意味があってやっているのだろう。FDだけワイヤーでやるのは分かる。FDをバーコンで操作すると1ミリどころかコンマ以下の調整も普通に出来るからだ。これは電動だろうとワイヤー式だろうとワンタッチ変速システムには出来ない領域で、こだわる選手はこだわると思う。

Garmin slipstreamは2009現在所属選手に「一癖も二癖もある濃いメンツ」が揃っているので、彼らのリクエストに応えてゆくとこんな風に怪しい機材が次々と登場する事になるんだろうか。Evansのようなとんでもない工作こそないが、マニアック度ではNo.1チームではないかと思っている。なんせ、一見しただけでは理由が分かりかねる仕様が幾つもあるからだ。

おまけ

Garmin_ttbikes04

Garmin slipstream含む幾つかのチームに供給されテスト中の新ペダル。SHIMANOも遂にほとんどカーボンで出来たペダルを採用か。ちょっと寂しいが、セールス上の売り文句としても仕方のない事かも知れない。今はとりあえず「カーボン」と書けない商品はそれだけでセールス上はマイナスの時代なんだろう。だから、カーボンを採用することに意味がなかったり逆に重くなっていたりする、悪質な冗談のようなカーボン製品が世に溢れているんだろうし。

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コメント

幅広エアロバーの主はデイヴィッド・ミラーでしょうか?
彼は昔から幅広エアロバーを使っていますね。

投稿: Carbon_Cloth | 2009年7月14日 (火) 08:36

こんにちは。
3枚目のデュアルコントロールレバーですが、ブルホーン先端の数センチが急激に反り上がるような「ツノ」が欲しかったんでしょうか。純正のハンドルだと同じ写真の後ろ側にも写っている様に、ゆるい上がり方で、それが何かの理由で不満だった・・・
完全に推測ですが。

投稿: aoba | 2009年7月14日 (火) 20:00

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