Le Tour de France 2009 歴史が作られる現場に立ち会える幸運
開催中のLe Tour de France 2009で、二人の日本人選手が日本人選手の歴史を次々と塗り替えている。
第2ステージで新城選手が5位
第3ステージで別府選手が8位
それまでは、某社社長の35位が日本人のステージ最高位だった。それがいきなり二人とも一桁入り。
あれほど珍重されてきた某社社長の実績をいきなり霞か煙のように霞ませる大活躍だ。
新城に至っては、まさか最初のステージ(普通の)でいきなり日本人がゴールスプリントで着順勝負している姿を観られるなんて夢にも思っていなかったワタシに、言葉通り仰天の成果を見せてくれた。「後方集団のあそこに映っていた」とはワケが違う。Bouygues Telecomの監督なんざ、ゴール後にはっきり「ユキヤは2010年のために経験を積ませようと思ってセレクションした選手だった」と白状していたくらい、年齢的に若いこともあって期待は「ソコソコ」だったのだ。だから率直に彼が期待以上の成果を出しているコトを評価している。
その通りだと思う。
序盤の平坦ステージは「オレ、ココ以外で目立つとこないし!」なスプリンター連中全員が目の色変えてステージ獲りに来るのだ。ラッキーで上位入賞などナイ。みんなコレに人生賭けて、他のほとんど全てを犠牲にして走ってる。その中で何位か、なのだ。5位の新城がゴール直後に「悔しそうな顔」をしていたのもイイ。5位だヤッター、な顔をしていなかった。素晴らしいと思う。彼はそんなモンスター連中相手に勝つ気だったんだ、きっと。だから勝てなくて悔しかった。入賞して嬉しいです程度のヤツには、その上には行けない。
ぜひ、世界のアラシロになってくれ。第4ステージのTTTではエラい目に遭ってしまったが。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
中継を見ていましたが、新城選手が5位入賞したことをすぐに理解できず、リザルトに日の丸が出た時は思わず叫んでしまいました。八重山日報のWEB版でも特集が組まれています。別府選手もいい仕事をしていましたし、今後のステージも楽しみです。
ところで某社社長は今どんな気持ちなんでしょうか?(笑)
投稿: フラ | 2009年7月 8日 (水) 00:32
フラさんまいどです。
叫ぶくらいの結果だと思います。
某社社長は、全くワタシの想像ですが「喜んでいる」と思います。
現役を退くって、そーゆーことですよきっと。
今回の結果を「悔しい」と思う人なら、あんなにサックリ引退してないです。
商社なんか作らずもっとしつこく現役にこだわって、ボロボロになるまで走っていた事でしょう。
投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2009年7月 8日 (水) 06:59