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2009年8月 1日 (土)

EURUS 2way fit

今やSub 1000gのホイールが大メーカーから売り出される時代。
絶対重量としては「どうってことない」のだが、少し驚いた。

Eurus_2010

EURUS 2 WAY FITの2010年モデル

いよいよ前後合計1500gを謳う。
これは数年前なら軽量ホイールを名乗ってもいい重さだ。

かつてEURUS G3を全バラしした時に重さを量ったことがあるのだが、実測でリム重量492gもあった。いやはや、後に計ったAeolus 6.5の実測リム重量とほとんど同じ(苦笑)で、あれほどボリュームがあるのに重さがさほど変わらないとはさすがフルカーボンとアルミとの差を感じたものだ。が、そのEURUSが代を重ねていよいよ1500g切り直前まで来た。上位モデルのSHAMAL ULTRA 2 WAY FITに至ってはカタログスペック1395gだ。SHIMANOのように極薄アルミをカーボンで補強して1400g切っても驚かないが、アルミだけでこの重さに持ってきたのは別の意味で大したモンだろう。まさに削りに削ったもんだ。

ただ、カーボンのように材質が変わっていない(カーボン繊維はわりと日進月歩で性能が上がっていっているので、一昔前のものと今のものとでは同じ「カーボン」とひとくくりにした時点でそれはもう間違いだと断じることができるくらい同じカーボンでも性能がグングン向上している)以上、ケズリと工夫で軽くしているから総合的な強靱さは落ちていると思う。アルミ合金の性能が急に向上した話も聞かないし。

前なら曲がって済んでいたところがパキンと割れてしまう、ような。

でもまあ、曲がって「済む」かって、どっちにしろ曲がればオジャン(仮に曲がったものをカタチだけうまく元に戻せたとしても絶対に同じ強度には戻らない)だからこの選択肢(曲がって持ちこたえるのではなく折れる)に進むなら「間違って」はいないだろう。イッてしまうまでに耐えられる入力がどのくらい落ちているかどうかが問題であって。

いやまあ、ナンにせよホイールが軽くなって困ることはないので、危険なほど弱くならない限り軽くなる分には歓迎じゃないかな。

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コメント

リム単体の重さで言えば、昔のチューブラーリムってかなり軽量でしたね。Mavic GL280とか。アルカンシェルなんかでも350gでした。まあチューブラーとWOの違いはあるにせよ、どうして今のリムってあんなに重いのかと思っていました。まあ丈夫でニップルレンチで修正することも減りましたけど。

投稿: ランス | 2009年8月 1日 (土) 03:10

シャマルウルトラはリム重量430グラムありましたけどね・・・
ユーラスはそれ以上に重いでしょうね
カンパもかなり重量サバ読んでますし
MAVICと同じくらいですよ笑

投稿: | 2009年8月 1日 (土) 12:39

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